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匿名希望様からのお便り(母親)

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高橋先生へ

当時4年生の息子が不登校になって、ちょうど2月8日で365日。あれから1年たちました。とうとう学校に行けなくなってしまったあの日の事がまだ鮮明に思い出されます。過去経験したことがないくらい辛い1年でした。
私自身、4年生のある時期給食が全く食べれなくなったり、自家中毒で入院するなどの経験があり、我が子にはそんな経験をさせないように気をつけて育ててきたつもりでした。

今回、息子の学校に行けない状態をみて、直感で学校にたよっていたら時間がかかると、インターネットで必死で不登校の対処を教えてくれる所を探し、たどりついたのが不登校支援センターでした。最初は半信半疑でしたが、実際、担当の先生と話をしてみて、信じてやってみようと思いました。
息子の状態を引き起こした根本は結局親であることを突きつけられ、初めはかなりショックで、ドン底に突き落とされた気持ちでした。
自分が変われば、子どもも変わるとのことで、1日でも早く戻してあげたいという思いで、カウンセラーの先生のアドバイスをできるだけ100%に近い状態で夫婦で必死に取り組みました。約3ヶ月間、週1回の電話の相談を続けました。

夫の協力は私の精神的な支えになり、息子の回復を早め、センターの先生にも回復が早いと言われました。今回のことで、子育ての楽しさ、より息子をいとおしいと思えるようになりました。
結局2月~4月まで学校を休み、5年生の新学期初日から登校チャレンジしました。
1日目は玄関から、毎日少しずつ少しずつ本人も自分のトラウマと戦いチャレンジしながら、私達親もセンターの先生に3ヶ月受けたアドバイスを忠実に実行しながら頑張りました。結果、発症した1年前までには、元に戻ったと言えるくらいまでになりました。1年ぶりに「自分で歩いて学校に行く」と、行った時には本当にうれしかったです。

元に戻るまで1年かかってしまいましたが、この1年で息子も自分の辛い経験により、精神的にも成長し、色々なことを思える子になったように思います。
そして何より今回のことで息子が体を張って私達に教えてくれたことをムダにしないように生きていきたいと思います。

元に戻った時、報告の手紙を書きたいと願い、その日が来たことをとてもうれしく思います。
そして、適切なアドバイスを下さったセンターの高橋先生に感謝します。
本当にありがとうございました。