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活動報告

第一学院高等学校セルフケア講座実施報告

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第6回 【アサーションスキルについて知る】
京都校・大阪校・奈良校にて全体12回のうちの、前半6回分の最後の実施となりました。
これまで1〜5回目までは、「自分を知る」ということをメインテーマに実施し、心理検査や個人面談なども進めてきましたが、6回目以降は具体的なコミュニケーションスキルの習得を目指し、アサーションスキルトレーニングをメインテーマに扱っています。
アサーションとは直訳すると「主張」「断言」という意味になるのですが、その直訳の意味を目にしただけで「私、それ苦手」「出来ない」という意見が出てきていました。
しかし、ただアサーションとはただ単に主張・断言をするのではなく、自分の意見を大切にしながら、相手に対して配慮を忘れないという考え方があると伝えると、興味関心を持ってくれたと感じました。


第7回 【アサーショントレーニング・ワーク研修。アサーションスキルチェックシートの作成】
アサーションスキルチェックシートを用いて、自分が他の人間と接する時の傾向について知ってもらうことを実施しました。
これまでの前半内容と違うところは、自分を知ることと「相手を知る」ことがテーマに加わった点です。
自分自身が対人コミュニケーションの場面で、どのような行動傾向があるのかを、攻撃的・受身的・アサーション的の3タイプに分けて自らの傾向を知ってもらいました。

また、実際のコミュニケーションの場面を想定して、攻撃的な人・受身的な人・アサーション的な人の3タイプに自分自身がなりきってもらい、相手の気持ちや行動傾向を客観的に見る力をつけるためのワークを実施しました。
普段の自分であれば、絶対に言わないであろう意見や考えを、プリントに書いて発表することで、自分とは全く考え方の違う人の思考に触れられるとともに、自分の中に潜在的にあるが表には出さない感情に向き合うワークを実施できました。
隣の席の子と、意見を交わし「あなたはいつもそうだよね」「私はいつもこんな感じだと思う?」という感じで、その場で実施したワーク内容を、生徒さん自身が率先して意見交換し合っていたところが印象的でした。


8回目では、PEGという心理検査を実施し、自分の『思考傾向』に触れていきます。
これまで実施した心理検査やワークは、すべて『行動傾向』に視点を置いていましたが、後半は、自らの『思考傾向』に視点を置いた授業内容に転換していきます。