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新学年を迎えるお子さんの心理状態とは!?

皆さん、こんにちは。

不登校支援センター東京支部の園田です。

いつも不登校支援センターのブログをお読みいただき、ありがとうございます。

3月に入り少しずつ春を感じる季節になってきましたね!

私は今年の目標として去年叶わなかった「花見」をぜひしたいと思っております。

東京支部は上野にあるため、800本の桜の木がある上野公園が最も近いお花見スポットになります。

また、3月は親しい方との別れや、新しい出会い、環境に期待を抱く時期になります。

皆さんはどんなことをこの時期に考えますでしょうか?

そして皆さんのお子さんがどのような気持ちを”今”抱いているのか、一緒に考えていきましょう!

去年に続きお子さんにインタビュー🎤してみました!!

質問内容:「この時期に一番思うことは何ですか?」 対象者:25名のお子さん

実際に上記の内容でお子さんにインタビューをしてみました。

すると25名中21名のお子さんが「4月からの学校生活」について答えてくれました。

答えてくれた内容は…

  • 友だちと別れるのが嫌だ…
  • 苦手な先生にあたったらどうしよう…
  • 新しく人間関係を作るのがめんどくさい…
  • 新しい学校・クラスに馴染めるの不安だ…
  • 残り1か月で心の準備が出来ない…

というものでした。

どちらかと言うと全体的に不安を感じているお子さんが多い結果となりました。

上記のような不安を持つお子さんは環境を変えるために「○○しなければならない」

ついつい考えがちになってしまいます。

友だちと仲良くしなければならない、勉強を頑張らなければならない等、自分に負荷を

与えてしまうケースが多くあります。

もちろん「挑戦する」ことは大切です。しかし挑戦する姿勢からそれらを義務感として

捉えてしまうとプラスの作用もマイナスの作用に変わってしまいます。

ではこの時期に親御さんはどのようなお声掛けが大切か一緒に考えて行きましょう!

この時期だからこそ大切なお声掛けとは?

先ほどもお伝えをしましたが、この時期のお子さんは4月からの新生活に「不安」

抱くケースが多いようです。

そのため、お子さんの自己肯定感を高めるポジティブな対応がポイントになります。

例えば…

①お子さんが出来ていることを伝える

→ 4月の学校生活で「○○しなければいけない」と義務感を抱くお子さんが多くいる中で、

しなければいけないことよりも今出来ていることを伝え、褒めてあげることが大切です。

この時期だからこそ現在の自分を受け入れられるかどうかが重要になります!

②お子さんへのちょっとした「お声掛け」

→ 新しい環境に入ることはお子さんだけではなく、大人でも緊張しストレスのかかる局面

になります。そういった中でそのような緊張・ストレスを受け止めてくれる親御さんの存在を

お子さんに見せてあげてください。

お子さんが「何か伝えたい様子」であった場合は、一言声を掛けてあげていただければと

思います。「何かあった?」とそっと伝えてあげてください。

全て詳しく聞くとお子さんが不安に感じてしまうので、あくまでも「ちょっとした」声掛け

が大切です。

お子さんもついつい自分自身で解決をしようとして、頑張りすぎる、そして強いストレスを感じ

ている場合がありますので、その気持ちをぜひ受容していただければと思います。

③「休ませる」選択肢を持つ

→ 私が実際に担当しているお子さんに話を聞くと、「4月から毎日行かないといけない」と

考えていることが多いように感じます。

今まで休んでいたことの焦りを感じたり、新しい環境に挑戦したりなどついつい自分を追い込んで

しまうことも多いかと思います。

そこで無理をせずに「休ませる!」という選択肢は捨てないでいただければと思います。

その対応があるかないかでお子さんの気持ちの持ち様は大きく変わるかもしれません。

休むかどうかをお子さんにぜひ、選択肢を与えてみてくださいね。

最後に…

4月からの新学年を迎えるに当たってお子さんの「不安」は少しずつ高くなります。

新しい環境に挑戦する気持ちは大切ですが、自分のペースのまま進むことを忘れてはいけません。

親御さんもどうか焦らず、お子さんと同じ歩幅で進んでいきましょう。

4月からの準備について、親御さんが抱えている不安をぜひカウンセリングを通して

整理していきませんか?

初回面談でお待ちしておりますのでお気軽にご連絡くださいませ。

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