不登校解決現場レポート

学校生活に馴染むことが難しいお子さん事情とは?

皆さん、こんにちは。不登校支援センター 横浜支部の庄子です。

3月に入り、暖かい季節となりましたが、寒い日もまだありますよね。

寒暖差がある環境下ではありますが、御身体ご自愛ください。

さて、今回は「学校生活に馴染むことが難しいお子さん事情とは?」というテーマでお話をさせて頂きたいと思います。

現在の不登校の理由

現在の不登校になったお子さんが学校を休む理由の1位は「無気力」や「わからない」です。一昔前は「いじめ」が多かったのですが、現在の不登校の理由の中で、いじめが理由となった不登校は数%です。

どのような理由から、お子さんが不登校という状態になっているのか、皆さん気になりますよね。しかし、この理由に目を向けすぎてしまうと不登校の理由第1位に「わからない」とありますので、大人としても「何で学校に行かないのか分からない」と不安な気持ちが増えてしまいます。

カウンセリングの中でお子さんからお話を聴いていくと、目立ったいじめはないものの、人間関係の営み方や距離感が昔と全然違う状況にあるということに気づきます。

それに加え、小学校からデジタル教育やタブレット端末の導入など、私達が子どもだった時代と比べると新しいことを学ぶ機会が多くあります。

こうしたインターネットの発達と利用頻度の増加の中で、人間関係を営んでいくことの難しさは大人である皆さんも簡単に想像できるかと思います。

SNSの利用について

SNSはとても便利であり、使い方によってはコミュニケーションがとても捗りますよね。

しかし、学校での生活の延長線上でSNSを利用したコミュニケーションをとることにより、公私混同しやすく、つい言いすぎてしまう、相手のプライベートに介入しすぎてしまうといった状況が発生しやすいのも、現代の難しさの一つです。

仕事に例えると、会社から帰宅してから会議をオンライン上でする状況と変わりませんよね。

また、お友達同士の会話についていけないと「どうしよう、おいていかれてしまうかもしれない…」と不安を漢字、常にSNSの通知が来ていないか、相手が反応しているかなどを意識するお子さんもいらっしゃいます。この、「常に相手の動向が気になる」という状態が、気持ちのエネルギーを消耗しやすく、次第に疲れから無気力な状態になってしまう、といった場合もあるのです。

お子さんの事情を理解することで対応が変わります。

学校生活が馴染むのが難しいお子さんの背景には様々なものがあります。

勉強に追いつくのがつらいといった場合もあれば、人間関係においてストレスを貯めやすいなど様々なご事情があります。

今回のブログは人間関係を中心にお話しましたが、SNSだけが問題になる訳ではございません。人間関係で学校に行くことが難しくお子さんの傾向として、大切な視点の一つは「人との距離感の測り方」です。

今回のお話の中で、「うちの子も同じような状況なのかな…」と気になった親御さんがいらっしゃいましたら、ぜひお気軽にご相談くださいね。皆さまからのご連絡を心よりお待ちしております。

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