親の言うことに反抗したくなる「心理的リアクタンス」とは
こんにちは!支援センター東京支部の小川です。
今回は、アメリカの心理学者ジャック・ブレームによって提唱された、
「心理的リアクタンス」についてお話します。

みなさんは、
以下のようなことを経験したことはありませんか?
・強制されればされるほどやりたくなくなる。
・禁止されればされるほどついやりたくなる。
心理的リアクタンスとは、
このように自分の行動や選択を、
誰かに決められたり強要されると、
自分の意見に固執し、つい抵抗・反発したりしてしまう反応
のことです。
そういった反応が起こる背景には、
人は、自分の行動や選択は
自分で決めたいという欲求を持っている
ためと言われています。
親子間で起こりがちです…

心理的リアクタンスは
親子間でとても起こりやすい現象です。
というのも、
お子さんを思うからこそ、
親御さんとしては、
お子さんの行動や選択に一言いいたくなるからです。
心理的リアクタンスを起こしやすい
お子さんへの声がけとしては、
「早く起きなさい。」
「いつまでゲームしてるの?」
という指示や批判に加え、
「朝ごはんだけでも食べた方がいいよ。」
「運動不足だから散歩に行こう。」
という助言や気遣いまで
多岐にわたります。
口出しを止めたら動き出した

試しにお子さんの行動や選択に口出しを止めてみたら、
「自分で動くことが増えました。」
「問題行動がなくなりました。」
というお話は当センターでもよく耳にします。
もし、
・子どもが自発的に動かない
・親が何を言っても響かない
・子どもが問題行動ばかりする
といった方は、
ぜひ心理的リアクタンスを意識して
お子さんへのお声がけを見直してみてくださいね。
具体的にお子さんへのお声がけのどの部分を見直したらいいか?
お悩みの方は、
ぜひ無料の初回面談をご活用ください。


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