不登校解決現場レポート

不登校からの進学。2月にしておきたいこと。

こんにちは。
支援センターの上原です。
本日は今年度の卒業生に向けてやっておきたいことを考えてみます。

4月からのあなたはどうなりたい?

今あなたが小学生なのか中学生なのか高校生なのか。
どの年齢でも共通することがあります。
それは自分の生活するステージが変わるということです。

小学生なら中学生に。
中学生なら高校生に。
高校生なら留年か更なる進学か就職かフリーターか。

どの立場においても、4月から環境が今とは大きく変わることが予想されます。
その時、あなたはどんな生活をしていたいでしょうか?

今不登校であることと、4月からどうするかは別のこととして考えても構いません。
出来るかどうかも一旦考えから外して「どうなりたいか」だけ考えてみ下さい。

人によって様々な望み、考えがあると思います。
環境が変わることに期待する人もいれば、反対に不安を感じている人もいるでしょう。
両方の気持ちがあって不安定になっている可能性もありますね。
そんな中、あと4月まで2か月を切った今、どんな準備をしておくのが良いでしょう。

それが今お伝えした「自分はどうなりたいか」という所に関わってきます。

想像して実行してみるのが大切

目標とか進路とか聞くと何処か堅苦しく、難しいもののように感じるかもしれません。
ですので今はあえてシンプルにしてみたいと思います。

あなたはどんな生活なら楽しく、不安が少なく生活できるでしょうか。

ポイントは「楽しいだけではないこと」です。
今楽しい=先も楽しい、ではないからですね。

例えば今大好きなスポーツがあったとして、それだけをする生活を1年続けたとします。
1年後まったく後悔しない自信はあるでしょうか?
もちろん得るものも多いと思います。
それが間違いとも言えません。
考えるべきはその行動で起こることが、自分のリスク許容度を越えていないかどうかです。

今の例で言えばスポーツにのめり込んだ結果、学校を退学になった、とか。
勉強が全くついていけなくなり、全教科赤点、進学が絶望的になった、とか。
のめり込んでやりすぎた結果、怪我をして動けなくなってしまった、とか。

自分の中で「それくらいなら大丈夫」という困りごとの量を越えないように調整する必要があるでしょう。

不登校も同様に「今の状態を続けていってどうなるか」の不安を自分でどうにか出来る範囲に収めたいですね。

4月からの生活を考えたときにそんな「楽しく感じられて、先の不安が少ない状態」ってどういう生活だろうと自分のことを想像してみてください。

どんな生活が思い浮かぶでしょうか。
どんなものでも構いません。
次はその想像したものを現実にするためにどんなことが必要かを考えてみましょう。

目標が「毎日学校に行って友達と楽しく過ごしたい」だったとします。
今の自分がそれをしようと思ったら何が出来たら可能になるでしょうか。
毎日通える体力?友達とのコミュニケーション能力?毎朝起きれる生活リズム?劣等感を感じない為の勉強?ダイエット?
人によって課題となるものは違ってくるでしょう。

最後に

繰り返しになりますが目的は「楽しく、先の不安少なく過ごすこと」です。
全て自分の為にやることを考えてもらって大丈夫です。
苦しいことを耐えろ、我慢しろ、という話ではありません。
むしろ反対で、楽になる為にどうする?というお話です。

努力することを苦痛だったり大変なものと考えてしまうかもしれません。
でも実はそれ、楽になる為にやることでした。
こういう物事の捉え方は目の前の楽しさだけを考えると見にくいです。
4月から自分のステージが変わるタイミングで少し見る範囲も広げられるといいですね。
それではまた。

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