新年を迎えた”今”、最も大切なこととは…
明けましておめでとうございます。
不登校支援センター東京支部の園田です。
いつも不登校支援センターのブログをお読みいただき、ありがとうございます。
今年も有益な情報をお送りできるよう精進してまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。
2025年が始まりました✨
みなさん、新年を迎えましたがいかがお過ごしでしょうか。
また、お子さんのご様子はいかがでしょうか。
新年に入り、新しい目標や夢に向かって気持ちが高揚されている方も多いかもしれません。
お子さんも今年は「勉強を頑張りたい!」、「友達を作りたい!」、「趣味を見つけたい!」と
言うように自分なら何かやり遂げられる、色々と挑戦したいと前向きになる時期でもあります。
つまり、 【 自己効力感 】が高くなる時期が”今”だということです。
自己効力感が高くなる”今” 気を付けるべきこととは…
自己効力感が高まり、色んなことに挑戦しようとするお子さんの姿をみると、親御さんも
少し安心されるのではないでしょうか?
その結果、ついついお子さんにとって高い目標を要求したり、お子さんの成功のために
親御さんが先回りして必要以上なフォローをしてしまう可能性もあります。
確かにこれらのお子さんへの関りは全て「お子さんのため」と思ってされていると思いますし、
そのお気持ちは大切です。
ただ、目標を決めることも、成功するように努力することもお子さんがしなければならないことです。
この考えはアドラー心理学における【 課題の分離 】とも言われています。
自分の課題なのか、相手の課題なのか、それを見極めることが大切です。
例えば「勉強をしないお子さん」を例にして考えていきましょう!
勉強するかしないかは親御さんの課題ではなく、お子さんの課題になります。
勉強をしないお子さんを見てストレスを溜めてしまうのは親御さんの課題になります。
お子さんに勉強をさせなければならないと考え動いてしまうと、お子さんの課題を
親御さんが代理で行ってしまうことになりますよね。
ここで大切なのはお子さんをどうにかさせるのではなく、その”ストレス”を親御さんご自身で
どのように向き合っていくのかということです。
では課題の分離をした上で大切なこととは何でしょうか?
下記にまとめてみました。
- 達成できた時にお子さんをしっかりと受け止め褒めてあげる、更なる欲求を提示しない
- 達成できなかった時のフォローをしっかりする
まずは目標を達成できた時にしっかりと受け止め、褒めることが重要です。
もちろん自分のために挑戦しようとする子は多いですが、親御さんに成果を見せたり、褒めて欲しい
という言葉や表情を出してくることも少なくありません。
なぜならば自分のためだけではなく「親御さんのために」という気持ちを抱いているからです。
そういったお子さんの行動や言葉をそのまま受け止めてあげてください。
ここで注意するべきことは、一つ達成できたからといって、さらに違う目標を課さないことです。
お子さんのタイミングに任せていただければと思います。
次に大切なことは「失敗をしてしまった時にどのように対応するか」になります。
挑戦をして失敗すると落ち込む、これは皆さんも経験されたことではないでしょうか?
お子さんの中には、去年の自分や環境を変えたいと強い気持ちを持っている方もいます。
そういった気持ちを持つ中で失敗を経験すると、人一倍落胆するかもしれません。
そのような時にはやはり「お子さんへのフォロー」が大切になります。
では具体的なフォローとはどういうことでしょうか?
先ほどもお伝えをした通り、失敗してしまったときの気持ちの落ち込みは大きなものです。
その中でどのようにお子さまをフォローしていくのかですが、結果よりも「過程」に
着目し、お子さんを勇気づけてあげてください。
もしかすると親御さんからの勇気づけを待ち望んでいるかもしれません。
失敗したことで何も得られなかったわけではありません。過程内の努力については
次の成功に繋がります。
この自己効力感が高くなる時期に4月からの新学期に向けてご不安に感じていることが
ございましたら、一度初回面談を受けてみてはいかがでしょうか。
センターでお待ちしておりますね。
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