お子さんとの”価値観”を合わせていきましょう!
皆さん、こんにちは。
不登校支援センター東京支部の園田です。
いつも不登校支援センターのブログをお読みいただき、ありがとうございます。
12月に入り今年も残り1年となりました。
12月は1年の締めくくりの時期なので、来年を良い状態で迎えるために、
本ブログでは「お子さんの価値観」について触れていきましょう!
お子さんの「価値観」とは…
親御さんがお子さんとコミュニケーションを取る際に、想定するリアクションがお子さんから
返ってこない経験をされたことはありますか?
「そんなつもりで言っていないのに…」、「なんで機嫌が悪くなったんだろう…」など、
お子さんとどのように話をするべきか悩むことも多くあるかもしれません。
そのリアクションのギャップはお子さんとの”価値観のギャップ”から起きる可能性があります。
では、ほとんどの親御さんが一度はお子さんに言うセリフ「学校に行きなさい!」を例にして
考えていきましょう!
お子さんが急に登校を拒絶すると心配になりますよね。
お子さんが学校を休むと、勉強に遅れるのではないか、また人間関係が壊れてしまうのではないか
と親御さんは不安な気持ちを抱くでしょう。
その不安を払拭するために「学校に行きなさい!」とお子さんに伝えた方も多いかもしれません。
では親御さんにお伺いいたします。
「学校」=「行くことが当たり前!」という価値観を持たれていますか?
もちろんその価値観を持たれる親御さんは多いと思います。
実際に学校に行く目的は数多くあります。人間関係の構築、目標に対しての努力等、
人間の成長に欠かせない経験が出来る場所でもあります。
私もカウンセラーになる前までは、学校は行って当然という価値観を持っていたと思いますし、
学生時代は色んなことで悩みはしましたが学校には通っていました。
しかし、カウンセラーの仕事を通して、自分の価値観とクライエントさんとの価値観のギャップを
感じることが何度もありました。
私にはあるお子さんから「学校に行くことは僕にとってエベレストに登頂することと一緒だ!!」と
お子さん自身の気持ちを伝えてくれたことがあります。
その気持ちを伝えたすぐ後に「親御さんは自分の気持ちを分かってくれない…」と
本音も語ってくれました。
✓親御さん : 「学校」 = 「行くことが当たり前なこと」という価値観
✓お子さん : 「学校」 =「行くことはエベレストに登るくらい大変なこと」という価値観
上記のようにちょっとした親子会話の中でも価値観のギャップにより、自分の気持ちが相手に
伝わらないことが起きる場合があります。
ではどのように価値観のギャップを埋めていくかを考えていきましょう!!
価値観のギャップを埋めるためには…
”価値観のギャップ”を埋めるためにはまず最も大切なことは、お子さんの目線で物事を考える
ことです。これは一番大切なことでもありますし、一番難しいことでもあります。
そのためにはまずお子さんの状態を知ることが第一歩になります。
お子さんの状態を知る具体例を下記に載せておりますのでご参考になれば幸いです!
- 不安の数値化
- カウンセリング内での心理検査実施
- ベイビーステップの策定
①不安の数値化
➜ お子さんの目線で物事を考えるためには、”数値化”を活用することをお勧めします。
例えば「学校に行くこと」、「宿題をすること」等の不安な要素を数値で考える不安な要素を
数値で考える(10点中何点なのか)ことによってお子さんの価値観を共通認識することが出来ます。
②カウンセリング内での心理検査実施
➜ 当センターでは、お子さんの価値観を計るために”心理検査”を実施いたします。
心理検査を通して親御さんとの価値観のギャップであったり、お子さんの気持ちの状態を可視化
出来るかもしれません。(来年に向けて受けてみることをお勧めします!)
③ベイビーステップの策定
➜ お子さんの価値観を考えることが増えていく中で、来年に向けて少しずつお子さん自身が
今達成できる目標を作り、挑戦することも大切かもしれません。
その一つ一つのちょっとした達成がお子さんの自信に繋がっていきます。
その結果、お子さん自身の価値観も少しずつ変化していく可能性があるかもしれませんね。
新しい年を迎える節目ですので、ご家族、お子さんの状況について整理したい、相談したい
ことがある場合はぜひ初回面談を受けてみてくださいね。
また、2024年も大変お世話になりました。
2025年(令和7年)は巳年ですね。(ちなみに私は亥年です(笑))
2025年もどうぞよろしくお願いいたします。
寒い日が続いておりますのでご自愛いただき、良いお年をお迎えください!!
関連ワード: カウンセリング , コミュニケーション , ストレス , 不登校 , 不登校支援センター東京支部 , 価値観 , 新年 , 来年 , 親子関係