お子さんの“内面の努力”に気づいていますか?
こんにちは^^
不登校支援センター東京支部の小川です。
いつもブログをお読みくださり、ありがとうございます。
センターに来る親御さんからは
以下のようなお悩みをよく聞きます。
「子どもに自信をつけてあげたい…」
「前向きになれる一言をかけてあげたい…」
「なるべく褒めてあげたいけど、褒めるところが見つからない…」
今回の記事は、そういった親御さんにぜひ読んでほしい記事になります。
まずは想像してみてください
子どもから頼まれて、今度の日曜日、一緒に出掛ける約束をしていたあなた。
しかし、どうしても予定が合わず出かけられなくなってしまいました。
子どもには、申し訳なく思いながらも、そのことを伝えます。
「今度の日曜日は出かけられなくなっちゃったんだ。ごめんね…。」
そこで子どもから返ってきた言葉は、
「信じられない!」「約束したのに!」「ひどいよ!」
と、あなたをなじる言葉の数々…
もし、そんなシチュエーションだったら、
あなたはどんなことを思うでしょうか?
(私だって何とかしようとしたけど、どうしようもないんだよ…)
そんな気持ちを子どもには理解してもらえず、
イライラしたり、申し訳ない気持ちになるかもしれません。
ですがもし子どもから、
「忙しいのに連れてってくれようとしたんだよね。ありがとう。」
と言われたらどうでしょう?
こちらの努力を分かってもらえて、温かな気持ちになるかもしれません。
さらには
(次こそは連れて行ってあげよう。)
と前向きに次を考えられるかもしれませんね。
お声がけのカギは“内面の努力”
これは子どもでも同じです。
子どもでも大人でも、自分の非を指摘されると
言い訳をして自分を守りたくなりますし、
後ろ向きになります。
反対に、
たとえ結果や行動が伴わなかったとしても
自分の“内面の努力”(自分の中で頑張ってること)
を肯定されると、前向きになりやすくなります。
では、
以下のように、お子さんの“内面の努力”を見つけたら、
あなたはどのように声をかけますか?
・実際には上手くいかなかったが、本人なりに挑戦した。
・少ししか宿題ができなかったけど、少しでも取り組めた。
・進路をどうするか答えは出せなくても、本人なりに考えている。
もちろんお子さんの個性やご家庭の事情もあるので、
これが正解!というものは一人ひとり違います。
一例としては、
例えばこんなお声がけが考えられます。
「大変だったと思うけど、頑張ったね。」
「頑張ってるね。」
「自分でちゃんと考えているんだね。」
難しくは考えず、
お子さんが頑張っている内容または姿勢
を肯定してあげてください。
子どもの「できない」が目に付く時は
そうは言っても、
日常の中では
子どもの「できない」 「足りない」ところ
に目が行きがちです。
学校に行かない、勉強をしない、夜すぐに寝ない、朝起きない、物を片付けない、家事を手伝わない…
挙げればキリがないと思います。
そんな時は、
お子さんの “内面の努力”に目を向けてあげてみてください。
子どものマイナス面ばかり見えると、
親御さんもストレスが溜まっていきます。
一方で、
お子さんの見えない努力に目を向けることで、
親御さんは、
子どものプラス面が見え、少し心にゆとりができます。
お子さんは、
そんな親御さんへ信頼感と安心感を感じられることで、
自分は頑張れているんだという前向きな気もちで、次に目を向けられます。
このように、
こちらのお子さんへの見方を変えることで、
お子さんとの間で良い循環が生まれることは多いのです。
(そうは言っても、実際にやるとなるとやはり難しい…)
そうお思いの方は、
まずは無料の初回面談からお気軽にご相談くださいね。
関連ワード: カウンセリング , コミュニケーション , ストレス , 不登校 , 不登校支援センター東京支部 , 励まし , 労い , 勇気づけ , 声掛け , 子どもとのかかわり , 親子関係