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不登校支援によく用いられる〇〇〇の法則!

こんにちは。不登校支援センター横浜支部の安則芳郎です。

本日は不登校支援の中でも特に効果的な「〇〇〇の法則」と題して、情報をお届けしたいと思います。
このような書き方をするとなんだか怪しい記事のように思えてしまうかもしれませんが、決してそんなことはありませんのでご安心ください。

「〇〇〇の法則」とは、、、

ずばり「返報性(へんぽうせい)の法則」と呼ばれるものです。

詳細は省いてお伝えしますが、心理学の世界では「自分の行いが、やがてまわりまわって自分のもとへ返ってくる」といったことが起こるとよく言われます。

例えば、親切にしてあげた分だけ、相手も親切で返したいと思ったり、こちらが自己開示した分、相手も自己開示をしようと思いやすくなるなど、自分が行った行為が結果的に相手からも返ってくるようなことを指しています。

マーケティングや営業戦略といった、ビジネスの世界でも用いられることがあるようなので、少々テクニカルな、やもすると操作的な印象を受けるかもしれませんが、より良い親子関係を築いていくためにも取り入れていくと効果的な部分があると感じています。

例えば

  • もっと子どもにこういう行動をしてほしい
  • もっと子どもから本音の気持ちを聞きたい

などの思いを親御さんが持つことは多々あるかと思いますし、
そういった場合に

  • 親御さんがまずその行動をお子さんにしてあげる
  • 親御さんの方から積極的に自己開示してあげる

などをすることで返ってくるケースは多くあります。

このようなやり取りを通して、子どもたちの気持ちや行動を
うまく引き出していくことは不登校支援においても効果的と言えるかと思います。

あわせて知っておきたい「〇〇理論」

返報性の法則と類似点のあるもので「学習理論」と呼ばれるものもあります。

これは、子どもたちが観察学習を通して他者(特に親や指導者)の行動を模倣するといったものです。

例えば普段から丁寧なコミュニケーションを親御さんが心掛けていて、その結果誰かと良好な関係を築いている場合、子どもたちはその様子を観察し模倣することで丁寧なコミュニケーションを自分の中に取り入れていく可能性があります。

また、中には「失敗すること」を極端に恐れるお子さんもいらっしゃいますが親御さんが失敗した経験、その失敗から学んだ大切な事などをお伝えしたり、その姿を見せてあげたりすることも、観察学習を通して子どもたちの中に取り入れられていくことがあります。

このように親御さんが「ロールモデル」(模範的な例)となることも子どもたちの動きに影響を与えていくことが出来る例と言えるでしょう。

最後に

いかがだったでしょうか。
少しテクニカルで操作的な印象を与えてしまう部分もあったかと思いますが、膠着した状態に変化を加えていくために親御さんには様々な試行錯誤をしていっていただけたらと思い、このようなテーマでお伝えしてまいりました。

また、以前のブログにも書かせていただきましたが、親御さんのみのカウンセリングにおいてもお子さんたちに対しての支援を共に考えていければと思っておりますので、もしお子さんがカウンセリングに
抵抗を示すようなことがあれば、その際は親御さんのみでもカウンセリングにお越しいただければ幸いです。

以前のブログはこちらから
↓↓↓
親のみカウンセリングで子どもは変わる?

最後までお読みいただきありがとうございました。

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