お悩み解決「一問一答」中学生の不登校高校生の不登校

中高一貫校に在籍で、今不登校に悩まれている方へ

こんにちは。

東京支部の椎名愛理です。

年末も近づき、せわしない時期になってきましたね。

空気の乾燥も気になりますし、体調も崩しやすい時期ですので皆さんお気をつけくださいね。

本日は中高一貫校に在籍されているお子さんを持つ親御さんに向けてブログをお送りいたしますね。

現在の学校に進学されるまで

カウンセリングの中で、公立私立問わず中高一貫校に在籍のお子さんと親御さんとお話させていただく機会が多くあります。

お子さんからは、

  • 受験期にいかに勉強が大変だったか
  • 今の学校の勉強量がどれだけ多いか
  • 学校の授業ペースがとても速くて、ついていくのが大変

など、勉強に対しての負担感、不安感をお伺いすることが多くございます。

それと同時に、親御さんからも

  • 受験期に、いかに子どものサポートをしてきたか
  • 塾の送り迎え、宿題の確認、など親御さんの立場でも受験期をともに乗り越えてきたお話

などお伺いいたします。

もちろん、お子さんの受験ではありますが、親御さんとしてもたくさんの努力をして過ごしてきた受験期でしたよね。

お子さんが勉強に集中できないとき、宿題が終わらないと泣いてしまうとき、受験をあきらめたくなっている時など、折々の関門を乗り越え、やっと入学まで到達された。

この期間、親御さんも全力でお子さんをサポートされていましたよね。

そんな様々な経験をされ、入学後にお子さんが学生生活が楽しくなさそう、辛そう、となれば、親御さんとしても心配で不安で、どうしたらよいかわからないというお気持ちになるのも当然のことと思います。

中高一貫校に在籍されている場合、確認していただきたいポイント

ここで、中高一貫の学校に在籍されているお子さんをサポートするうえで、親御さんとして早い段階で確認いただきたいことが3つございます。

それは①中学校3年間の進級要件②中学3年生から高校1年生になる際の内部進学要件③高校3年間の進級要件

です。

中学校1年生~3年生の間

この3年間は義務教育の期間ですので、一般的に進級ができないということはないのですが、学校によっては「進級するよりは外部の学校に出たほうがいいのでは?」とご提案をされることもあります。

これが学校としての方針なのか、先生の個人的なお勧めなのかは場合により異なりますが、学校での面談で急にこのようなお話がでると驚き、ショックを受ける親御さんもいらっしゃいます。

そのため、学校での面談がある際などに「中学生の間、登校が思うようにできない場合、例えば中学2年生から3年生に進級できないということはありますか?」などご確認をいただくとよいですね。

中学3年生から高校1年生になる際の内部進学要件

こちらも上記と同様です。学校によっては「高校生に内部進学をする場合、中学校〇年次の登校日数が△日以上ある必要がある」というお約束があったり、「内部進学の要件を満たしていないものの、代替課題の提出などをすることで内部進学を認める」という対応をされる学校もあります。

こちらも、各学校ごとに決まりが異なるため、事前に確認をいただくことで様々な選択肢を広く検討する時間を作ることができますね。

高校3年間の進級要件

高校生のサポートをさせていただく際には各科目ごとの出席日数、遅刻早退日数などを確認しながら進級に向けて準備をしていくのですが、この出席や遅刻、早退という概念も学校によってカウントが異なります。例えば「授業開始から10分以内にクラスに入れば、出席。遅刻ではない」という学校もありますし「授業開始から5分たっても参加していない場合は遅刻」という学校もあります。また単位取得のためには全体の授業数の何割の出席が必要かという点も、学校によって定めが異なりますので、早い段階での確認をお勧めしております。

様々な情報収集をしながらも

こうした学校のルール、決まりを確認し、情報収集をすることはお子さん一人では難しいため、親御さんのサポートが必要となります。こうしたサポートもちろん大切ですが、他にもお子さんの心理面のサポート、転校を検討する場合には転校先の情報収集など、たくさんの「今できること」がございます。

それらをすべてご家庭で行うのは、時に難しいものですよね。そうした際にはぜひ私たちカウンセラーにお声がけください。一緒に考えてまいりましょう。

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