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小中学生の不登校 宮城が全国最多となったお話

こんにちは。
支援センターの上原です。
本日はニュースの紹介を行いたいと思います。

宮城県が全国最多

ご存知のかたも多いかと思いますが、宮城県は全国の中で不登校の数が多い県です。
これは例年のことで常に不登校児童生徒数上位にありました。
昨年度の調査結果でそれが全国で最多となったことが分かりました。
以前にも最多になったことはありましたが、数年ぶりのことになります。

このことについて、カウンセリング内でも話題となることがありました。
反応は「妥当である」だったり「意外に感じる」だったりと様々でした。

県教育庁は「不登校への理解が深まり登校に対する意識の変化などが増加の要因の一つと考える」としています。

この見解についても賛否が分かれおりました。
皆様はどう感じられたでしょうか?

宮城だけが特殊なわけではない

今回は宮城県が全国最多というニュースを取り上げましたが、不登校の数が増えているということは宮城県に限った話ではありません。
全国的にも増加傾向にあり、少子化が進んでおり子どもの数は減っているのに、不登校の数は増えているという状況になっています。

これは県教育庁の見解のように「理解が進んだ結果、学校に行く以外の選択肢を選ぶ人も増えてきている」という可能性もあるかと思います。

そんな中、やはり親御さんとの話題に上るのは「学生でなくなった後の人生はどうなるんだろうか?」ということでした。

これも宮城県がどうとか、住んでいる地域に関わらず、必ず向き合うことになるところだと思います。
「学校に行かない」という選択をした場合の人生設計をどうするのか、お子さん自身にも考えてもらう必要が出てくるとでしょう。
逆に言えば、そのビジョンがしっかりできていて、家族とも共有できていれば問題はないとも言えます。

学校というのは生きていくための経験や学習を得るところ、という視点で見れば、それを補える別の何かがあればいいわけです。
自分に不足しているものをどう補うか、自分の能力、強みをどう伸ばしていくのか。
仕事など生活に必要なものをどういった形で得ていくのか。
それをお子さんと親御さんでも話し合っていけるといいですね。

最後に

これは実際の経験則になるのですが、向き合って考えてみると、実はお子さん自身から「やっぱり学校は卒業しておいたほうがいいかも」という結論が出ることが多かったです。

これもある意味で問題の先送りかもしれませんが、仕事や自分の人生、将来のことまで考える余裕がないので、とりあえず学校を卒業するという目標にしてみよう、という考えを出す子もいます。

真剣に向き合って仕事に必要な資格や要件を満たすために卒業を目指す子もいますし、今は社会に馴染める自信がないので、その訓練期間として進学を選ぶ子もいます。

大切なのはお子さん自身が「自分の人生をどうしていこうか」という部分に目を向けて考えることだと感じます。

日々お話をしていく中で、そういったところに意識が向くようにしていけると、より良いかもしれませんね。
それではまた。

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