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不登校と動機付けについて

こんにちは。不登校支援センター大阪支部の森です。

前回までは発達障害についてを全4回にわたってお伝えしました。

そもそも動機づけとは

動機付けとは行動してそれを継続させていくためのモチベーションを意味する心理学用語です。

人が目標や目的に向かって動き続けるためのエネルギーのようなものであるため、動機づけについて正しく理解をして活用すると、意欲を高めることに繋がります。

動機付けには主に2種類あります。それが内発的動機付け外発的動機付けです。

この2つの動機づけの違いは行動を起こすための要因が内にあるものか外からの刺激によるものかというところにあります。

次はこの2つについてそれぞれ詳しくお話しします。

内発的動機付け

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内発的動機付けとは行動を起こすための要因が自分自身の内側にある動機づけです。

どういうことかというと、自分自身の興味・関心、意欲が行動を起こす要因となっているということです。

「達成感」や「充実感」「自尊心」などといった感情が要素として関与しており、個人の考え方の癖やその人自身の人格(パーソナリティ)や性格(キャラクター)によってその要素は変化します。

しかし、内発的動機付けは一朝一夕で取り入れられるものではないため、即効性は期待するのが難しいという点で注意が必要です。

一方で即効性はないものの、取り入れられると持続性が高いという特徴があります。

外発的動機付け

外発的動機付けとは行動を起こすための要因が外部からの刺激になっている動機づけです。

一言でいうとお金や物、他者からの賞賛といった人から与えられるものが行動を起こすための要因になっている状態です。

例えば「テストで100点を取ったらお小遣いをあげる」「好きなものを買ってあげるから○○して」のように、報酬をもらうことを行動の動機としているため即効性があります。

即効性があるものの持続性はなく、徐々に報酬のレベルを上げていかないと効果がなくなっていくというデメリットがあります。

動機づけのきっかけとして導入する分には効果的であるため、内発的動機付けにつなげるために利用することをおすすめします。

不登校と動機づけ

現在、不登校状態にあるお子さんは上記のような動機づけが薄い可能性が考えられます。

「学校に行く意味が分からない」や「学校に行く気にならない」といった発言が見られる場合には、学校に行く動機を見出しにくくなっているのかもしれません。

そのため、それぞれのお子さんなりに学校に行くための意欲を高めていけるような関わり(外的刺激)をしていく必要が考えられます。

そのような関わりについて私たちも一緒に考えてまいりますので、お子さんの不登校でお悩みの方は一度当センターにご相談くださいね。

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