お子さんが体調不良を訴えてきた親御さんへ
こんにちは。東京支部の椎名愛理です。
一段と寒くなり、体調を崩しやすい時期ですが皆さんいかがお過ごしでしょうか。
ちょっと体がだるい、なんとなく熱っぽい、そんなこともありますよね。
今日は、体調不良とこころの関係について、考えていきたいと思います。
こころと体の繋がり
皆さん、こんな経験をされたことがあるのではないでしょうか
- 大切なテストの前日、明日上手くいくだろうかと不安になり目がさえてしまう
- プレゼンの前、緊張して鼓動が早く感じ、喉が渇くような感じがする
- 失敗をしたことに気付いて焦り、血の気が引くように寒気を感じる
- 言い表せないような怒りを感じて、血液が沸騰したように体に熱を感じる
どれも、気持ち(こころ)の動きに体が反応し、サインを出していることがわかりますね。
先の例では
- 不安から来る不眠
- 緊張から来る動悸
- 焦りや怒りが血圧に影響を及ぼす
などですね。
見過ごしがちな小さな体調不良
カウンセリング内でも、よく「不登校になりはじめた時、子どもがよくお腹が痛いといっていた」 「頭が痛いといって、休むことがあった」というお話を伺います。
腹痛や頭痛はまれに起こることではありませんので、皆さん胃腸炎かな、微熱があるのかなと体の不調を真っ先に想像されると思います。
しかし実際には、体のサインの裏には心のサインも隠れていることがあります。
頭痛や腹痛など心因性の体調不良は、こころがストレスを感じているというSOSでもあるのです。
体にSOSのサインがでたら、まずしてほしいこと
では、SOSのサインが出てきたら、何をしたらいいのか。
それは「自分のこころと向き合う」ということです。
最近なんだか眠れないな、何か不安に感じていることがあるのかな。
お腹が痛くなることが多いけど、どんなタイミングでお腹が痛くなるだろう
など、体のサインの裏にあるこころの動きに注目して、自分のこころと対話する時間を設けていただきたいのです。これが、今の自分に向き合い、自分のありのままを知り、受け入れるマインドフルネスに繋がります。
しかし、特に低学年のお子さんに「自分の気持ちと向き合ってごらん」といっても、中々難しいものです。それは、自分を客観視することが難しいからでもありますし、形のない感情を言語化して整理することが年齢的に難しいからでもあります。
そんな時、周囲の方ができること
そんな時、周囲の方ができることはなんでしょう。
それは、言語化することが難しい気持ちに目を向けてあげることでもありますし、また言語化、整理のお手伝いをするカウンセリングなどの場を設けることでもあります。
カウンセリングは、お子さんのためでもあり、またお子さんを指させる親御さんのための時間、場所でもあります。
全ての皆さまがご自分の気持ちと向き合い、よりよい方向に進めるよう私たちカウンセラーがサポートいたしますね。
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