お悩み解決「一問一答」不登校解決現場レポート

長期休暇明けに、お子さんが行き渋る理由について解説します①

こんにちは。

不登校支援センター東京支部の本沢裕太です。

梅雨明けの前に真夏日が続き、心身ともにしんどかったですね。

体調不良になられたという声も良く聞きましたので、皆さんもどうぞご無理なさらないでくださいね。

さて、今回から何回かに渡り、例年夏休み明けの時期に多くなるご相談とその対応についてご紹介したいと思います。

「明日は学校に行くよ」とは言うけれど・・・

当日になると「やっぱり行きたくない・・・」と言ったり、言葉にはしないが行動に起こさない。

といったご相談を多く聞きます。

お子さん自身の意志を尊重したいと思っていても、何も言ってくれないと、親御さんとしてもどのように対応して良いか困ってしまいますよね。

実はこの様な事が起こるのは、子どもの性格が原因でも無ければ、親御さんの育て方が原因でも無く、人間に備わっている本能的な機能かもしれません。

まずは、その本能的な機能について、ご説明させて頂きますね。

私たちは、日常的に慣れている環境と状況によって、安心感と安全感を感じられるように作られています。

その快適な環境を「コンフォートゾーン(快適な空間)」と呼ばれたりします。

それでは、コンフォートゾーンの特徴についてお伝えしていきます。

1.可能性を予測しやすいため、リスクが少ない

  • コンフォートゾーン内では、日々の活動や状況が予測可能であり、リスクや不確実性が少ない。
  • ルールや慣習に従うことで、安定感が得られる。

2.安全感と安心感が保たれるので、メンタルヘルスの安定が期待できる

  • コンフォートゾーン内では、心理的なストレスや不安が少ない。
  • 安全な環境であるため、精神的健康の安定が得られる。

3.効率的なパフォーマンスが期待できる

  • 既に慣れているタスクや活動に取り組むことで、高い効率性と効果的なパフォーマンスが発揮できる。
  • 生産性が向上しやすい。

ここまでは、メリット面をお伝えさせて頂きました。

その一方で、デメリット面もございますので、そちらをお伝え致しますね。

4.挑戦の欠如

  • 新しいスキルや知識を習得する機会が減る。
  • 成長面としては停滞していると感じやすい

5.新しいアイデアの不足

  • 安全で予測可能な環境とどまることで、創造性と革新的なアイデアの発展が抑制される。
  • 慣れ親しんだ方法に固執し、新しいアプローチを利用する機会が減ります。

6.変化への抵抗、恐怖

  • コンフォートゾーンに長くとどめることで、変化や新しい状況に対する抵抗力が増す。
  • 新しい環境や状況に適応する力が弱まり、柔軟性が低下しやすい。

コンフォートゾーンのメリットとデメリットを把握することで、お子さん自身の成長や変化に対する意識を高めることができるかもしれませんね。

そのあたりも一緒に考えてまいりましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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