子供の心理学

発達障害について①~発達障害とは~

こんにちは。不登校支援センター大阪支部の森です。

親御さんからお子さんの不登校についてお話をお伺いする中で「うちの子、発達障害かもしれない」というお話が時を時々伺いますので、今回からは発達障害についてお話していこうと思います。

第1回目の今回は、そもそも発達障害とは何なのかということについてお話していきます。

発達障害とは

発達障害とは生まれつき脳機能に障害があり、それによりコミュニケーションや社会性などに影響を及ぼしている障害の総称です。

その主な種類としては、

自閉症スペクトラム・広汎性発達障害(ASD)

注意欠如・多動症(ADHD)

学習障害(LD)

の3つがあり、場合によってはそこに知的障害が加わることもあります。

発達障害の特性は2歳から3歳頃に表れ始め、就学後に診断されることが多いとされています。

しかし、近年では「大人の発達障害」と呼ばれることもあり、子どもの頃から感じていた生きづらさが、実は発達障害の影響によるものであったと発覚することもあります。

発達障害の二次障害

発達障害は時として二次障害を引き起こす可能性があります。

発達障害の影響で人間関係が上手く構築できなかったり、発達障害の特性を理解してもらえず、仕事や学業などでミスが続き叱責を受けるなどすると、二次障害としてうつ病を発症してしまうこともあります。

このことが原因となってお子さんが不登校になってしまうこともあります。

大人の発達障害の場合は、気分が落ち込んでいるいわゆる抑うつ状態を主訴として病院を受診し、様々な検査を受けた結果、実は発達障害が隠れていたというパターンもあるそうです。

最後に

発達障害はその特性が理解できていないと、本人もその方と関わっている周りの方々も時として苦しくなってしまいます。

今回紹介したASD、ADHD、LDは共通したところや異なるところを持ったものであるため、次回から3回にわたってそれぞれの特徴についてご紹介させていただきます。

それを読んで少しでも発達障害についての理解を深めていただけたら幸いです。

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