不登校解決現場レポート中学生の不登校高校生の不登校

転校を決めた際に捉えておくべきポイントとは?

こんにちは。

不登校支援センター東京支部の園田です。

いつも不登校支援センターのブログをお読みいただき、ありがとうございます。

7月に入り猛暑日が続いておりますが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。

水分をこまめに取っていただき、お身体をご自愛くださいね!!

本ブログでは「転校」をテーマに皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

この時期は日々のカウンセリングの中でも「転校」というワードが多く出る時期でもあります。

自主的に新しい環境に移る、出席日数が足りず新しい環境に移るなどお子さんにとって

一つの大きな”人生の選択”になります。

皆さんも学生時代には幾度も進路の選択をされて来られたかと思います。

私も憧れを抱いていた志望校があったのですが、途中で諦めてしまった苦い体験があります。

お子さんが現在の学校から違う学校に転校するにあたり、お子さんはどのような

気持ちになっているか一緒に想像してみましょう。

第一に新しい学校を選択するには”時間”がかかります。

どんな学校に行きたいのか、またはどんなことを学びたいのか、そして進路については

どう考えているのか、一つ一つ気持ちを整理することで新しい学校が見えてきます。

カウンセリングの中で転校する際にどのような気持ちを持つのか聞く機会が多くあり、

下記にお子さんの意見を載せてみました。

【お子さんが抱く様々な気持ち】

  • また人間関係を1から始めないといけない…
  • 授業の遅れを取り戻せるか分からない…
  • 移ったとしてもまた学校に行かなくなるかもしれない…
  • 辛い体験をもう一度するんじゃないか…
  • 今の辛い環境から離れられる!
  • 新しい人間関係を作り、楽しい学校生活を送りたい!
  • 自分を変えるために部活、勉強と努力したい!
  • 自分らしさを取り戻したい!

お子さんは登校するにあたり、様々な感情を抱いております。

今の環境を変えたいという強い希望を持つお子さんもいれば、また学校に行けなくなるのでは…

と強い不安を感じているお子さんもいらっしゃいます。

環境が変わることはお子さんだけではなく、私たち大人でも強いストレスを感じると言われます。

例えば結婚式という人生の晴れ舞台でも少なからずストレスを感じると言われます。

なので、「進路選択」は慎重にかつ重要な分岐点になります。

では転校するにあたって、大切なポイントを見て行きましょう!

【ポイント☝】

①気持ちの整理を忘れずに

→ まずは気持ちの整理に時間をかけていただくことが大切になるかもしれません。

  確かにお子さんのために次の進路を早急に見つけることも大切かもしれませんが、

  お子さんの転校前の気持ち(不安や期待など)を整理し、準備しておくことが大切です。

  この準備は転校後、きっかけになった事象を再度体験した時に”対応できる力”

  培えるかもしれません。

②学校決めはお子さんも介入する

→ 次の進路選択を親御さんだけではなく、お子さんも参加して選択していくことが大切です。

  クライエントさんの中には「子どもに対して次の学校を決めさせることで焦りを与えてしまう」

  と悩まれる方がいらっしゃいます。確かに先ほども述べたように環境を変えることは

  高いストレスを感じやすくなることに繋がる可能性があります。

  しかし、転校後に「こんなはずじゃなかった…」、「学校は親が決めたから…」など

  ストレスを感じた際にこのような気持ちを持ってしまうと親御さんにとっても

  新しい悩みに繋がるかもしれません。

  時間をかけ少しずつお子さんの意見も聞きながら進路選択をしていきましょう!

③転校する学校に対してあまり期待しすぎない

 このポイントが私自身とても大切だと感じています。

 カウンセリングをしている中で、お子さんから「次の学校は大丈夫!」、「今の学校よりはマシ」

 など転校先に対してポジティブな意見を持つお子さんが多いように感じます。

 確かにポジティブな意見を持つことでモチベーションを高められる効果もあるかもしれません。

 ただここで大切なのは想像と現実の『ギャップ』を小さくするということです。

 このギャップは0にすることはできませんが、次の学校でもお子さんが苦手とする同級生がいたり、

 心ない言葉をかけられるかもしれないと考えることは大切かもしれません。

 それによってネガティブな気持ちになるのは避けたいですが、大きな期待を持って

 転校するとお子さんへの負担は更に増えるきっかけになるかもしれませんね。

少しでもご相談されたいことがございましたら、お気軽に初回面談にお越しください。

お待ちしておりますね。

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