学校に行きたくないと言う子どもにどう声をかけたら良いのかというお話
こんにちは、不登校支援センター名古屋支部の寺本です。
皆さんは自分の子どもが学校に行きたくないと言い始めたら、どのように接していますか?
学校に行って欲しい思いがあるからこそ勧めたり、逆に突然のことでどうしたらよいか分からなくなってしまうこともあるかと思います。
今回は、学校に行きたくないと言う子どもの心理はどのようなものか、またどう関わっていけばよいかについてお話をさせていただきたいと思います。
なぜ行きたくないと言うか
当センターでは、不登校の6段階というものを設定しており、その中でも「学校に行きたくない」等ネガティブな発言をする時期を「予備期」と言っています。
この予備期の特徴として、学校で発生したストレスに対してうまく対処できていないがために、日常の生活で愚痴のような形で出てきたりします。
そして、対処ができないまま放っておくと不登校になる予兆のような段階でもあります。
どのように接したら良いか
この時、親御さんからできることとしていくつか例をあげます。
- どんなことが不安か、聞いて受けとめてあげること。
- どうしたらよいかを一緒に考えてあげること。
- 頭の中がこんがらがっていそうな場合は、こちらから少し助言をしてあげること。
- 学校へ行くことに強い抵抗を示すときは、休むことも選択肢の1つとして与えてあげること。
また、休むようになってからのお声掛けとして、
「学校」という言葉に神経質な時は、「今日の調子はどう?」といった日常的な会話を増やし、
調子が良さそうな時であれば、「今日は学校はどう?」と聞いてみるのは1つの手かと思います。
あくまで誘ってみるだけにして、強制をすることは控えた方がいいかもしれませんね。
親御さんとしての心構え
また、親御さんご自身の心の安定のためにも、「子どもは今自分自身のことを理解するための時期なんだ」と考えて頂けたらと思います。
以上、学校へ行きたくないと言う子どもに対する声掛けの参考にして頂けたら幸いです。
心の状態は中々把握しづらいということもあり、細かく見ていくためには専門的な知識が必要だったりしますので、
ネットや本で見ても現在の状態が分からないと感じたときは、ぜひ当センターを頼って頂けたらと思います。
関連ワード: カウンセリング , ストレス , ネガティブ , 不登校 , 予備期 , 声掛け , 学校に行きたくない , 学校行きたくない , 愚痴