優秀な子ほど不登校になりやすい?不登校のお子さんが苦手な『○○○』とは?
こんにちは。
東京支部の椎名愛理です。
日差しが強い日が増え、急に気温も高くなり皆さんお疲れを感じていないでしょうか。
最近は穏やかな季節の春が短く、あっという間に体力を使う夏が来ますね。
こんな時だからこそ、体調管理に気を付けたいものです。
今日は、学校と距離ができる不登校という状態になられるお子さんに多く見られる一つの傾向について
お話したいと思います。
「まさかうちの子が不登校になるとは…」
私たちが初めてご家族とお話をさせていただく際、よくお伺いする言葉です。
「うちの子は学校でも、色々なタイプの子と仲良くしていた」
「先生のお手伝いも良くするし、『○○君は頼りになる』と先生が言ってくれていた」
「勉強が好きではないけれど、学習面で困っているような様子はなかった」
親御さんとしては、ご自宅で見られるお子さんの様子、お友達との関わり方、
また学校の先生が教えてくれる様子などを通しても「うちの子が不登校になるとは思わなかった」と
突然やってきたお子さんの様子に、大きなショックを感じることが多くあります。
お友達関係でも、学習面においても大きな失敗や問題を経験されることがなかったとなると、
「なぜ突然学校にいけなくなるの?」と、親御さんの頭の中には沢山のクエスチョンマークが湧いてきますよね。
色々なことが“そつなくこなすことができる”からこそ、苦手なこと
例えば
- 塾に行かなくとも、なんとなく自分の方法で勉強をしていたら学校での成績がそこそこ取れていた
- 運動神経が抜群とは言わないまでも、運動が苦手ではなかった
- 好き嫌いが少なく、どんなタイプの友達とも分け隔てなく接してるように見える
など、色々な事に対して問題なくこなしているように見えるお子さんが
ある日突然「学校に行きたくない」「学校に行けない」など
学校に対しての不安や負担感を感じ、行動が停滞するということがあるのです。
そうしたお子さんに共通する苦手なことの一つとして『SOSを出す』ことがあります。
これは、今まで物事に対して自分の力でこなすことができてきた分
本当に困ったときに、人を頼ることや、自分が困っていることを伝えて周りの方の助けを借りるという経験がなく『SOSの出し方がわからない』ということでもあります。
『SOSを出すこと』はストレス対処のバリエーションの一つ
ここからは少し心理学的なお話になりますが、人間がストレスを感じた際に
どのようにストレスに対処をするかという対応は複数あります。
- ストレスと真正面から向き合い、解決するために行動する
- ストレスを一旦回避して、こころと体を守る
- ストレスをネガティブなものではなく、ポジティブなものとして捉えなおしてみる
など色々な方法がありますが、その一つに
一人では解決できない問題(ストレス源)に関しては、人の力を借りて=『SOSを出して』解決する
という方法があります。
この方法は、今まで一人で色々な出来事を乗り越えることができてきたお子さんにとっては
手段として利用したことが少なく、だからこそストレス対処のバリエーションとして、まだ持っていない選択肢となっているのです。
最後に
このブログを読んでくださっている方の多くは、お子さんの不登校という状態に悩み、何か解決策を探されているのではないでしょうか。
そうした際に、一人で又はご家族で解決するという方法もありますし、人の力を借りるという方法もあります。
この後者が「SOSを出してストレスと向き合う」という選択ですね。
もし、誰かと共に状況を良くしていきたいと考えていらっしゃる方がいましたら、ぜひ初回無料面談をご利用くださいね。
私たちカウンセラーも、皆さまと一緒にお子さんとご家族の幸せのために必要なことを考えてまいります。
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