新学期に要チェック~子どものSOSのサイン~
こんにちは。
東京支部の椎名愛理です。
慌ただしい年度末が終わり、ついに新年度が始まりましたね。
大人でも、新しい環境や仕事、新たな役割を担ったりと忙しい時期。
それは子どもにとっても同じです。
本日は新学期が始まった時期に、子ども達が見せるSOSのサインについてお話してきます。
◆そもそもSOSのサインとはなぜ出るのか◆
皆さんもこんな経験はないでしょうか。
- 会議でプレゼンテーション前に緊張して、お腹が痛い
- 家族と些細な事でぶつかってしまい、何だか寝付けない
- 仕事を変えてから、忙しさもあってか食欲がなく気が付くと一日一食しか食べていない
人は、緊張や不安、変化(良い変化も悪い変化も含め)などを感じるとストレスを感じます。
ストレス自体が悪いものとも言い切れないのですが、体にも心にとっても刺激であるため、この刺激を受けると様々なサインが体に出てきます。
それが、身体的な痛み(頭痛腹痛など)や、入眠のしずらさ、食欲の低下や過剰な食欲など
として表れてきます。
◆子どもが見せるサイン◆
では子どもが見せるサインとはどのようなものがあるでしょうか。
実際にカウンセリングの中で、親御さんがお話してくださった
「今思えば、あれがSOSのサインだったのかも…」というものをご紹介しますね。
- 以前よりもゲームや動画を見る時間が長くなった
- 宿題をやらなくなった
- 塾や習い事をさぼる、行っているふりをして、実は行っていなかったなど
- 友だちや兄弟との喧嘩が増える
- 親に対してそっけなく、会話が少なくなった
どれも「あれ?それうちの子にも当てはまる」と思われるものではないでしょうか。
そうです。実は、子ども達が見せるSOSのサインはとても小さく
場合によっては「思春期だから」「反抗期だから」と、年齢と相まって見落とされてしまいがちなのです。
◆小さなSOSのサインを感じたら、まずしていただきたいこと◆
もし、今ブログを読んでくださっている方の中で「うちの子も最近なんだか当てはまる様子が見られるな」と思われている方がいらっしゃいましたら、まずしていただきたいことがあります。
それは、例えば動画を見る時間が長くとも、宿題を実はしていなくとも
『注意する、指摘する』前に「最近なんだか前と違うように見えるけど、何かあった?」と『気にかける』をしていただきたいのです。
子ども達の中には、自分がとっている行動、またはとっていない行動が良くない事は理解しており、
そのままであれば注意されることもわかっている。でも、体が動かない、行動が伴わない。という場合もございます。
その際に、正論で「勉強する前に動画見るのはよくないよね」と伝えられても、
「それは分かってる…でも…」と気持ちがついて行かず、より一層ストレスを感じることも。
そんな時に、自分の変化に気付き、優しく気にかけてくれる存在がどれほど勇気づけになるか、きっとブログを読んでくださっている方には伝わるかと思います。
小さないサインですが、子どもたちが見せているSOSですので「あれ?」と感じたら、
「気にかけてみる」で対応してみてくださいね。
それでも中々状況が前に動かない、またはサインを見落としてしまい少し状況が難しくなってしまっている…とうこともあるかと思います。
そんな時は、どうかお気軽に私たちにお声がけください。
一緒にお子さんのSOSを受け取り、サポートしていきましょう。
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