新年を迎えた今だから気を付けておくこととは!
明けましておめでとうございます。
不登校支援センター東京支部の園田です。
いつも不登校支援センターのブログをお読みいただき、ありがとうございます。
今年も有益な情報をお送りできるよう精進してまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。
新年に入り…
みなさん、新年を迎えましたがいかがお過ごしでしょうか。
お子さまのご様子はいかがでしょうか。
新年に入り、新しい目標や夢に向かって気持ちが高揚されている方も多いかもしれません。
前回のブログで「自己効力感」のお話をしました。
(まだご覧になられていない方は、ぜひ前回のブログをお読みください!)
1月はこの自己効力感が高くなる時期でもあります。
私のクライエントさんの中でも新しい年を向けるにあたって、「新学期からは行きたい」、
「来年は良い年にしたい」、「何か新しいことに挑戦したい」と話してくれる方がいます。
このように、「自分ならきっとうまくできる」、「色んな事に挑戦できる」と前向きに捉える、
つまり今が自己効力感が高まりやすい時期と言えます。
この時期に気を付けるべきこととは…
先ほどもお伝えをした通り、自己効力感が高まることでお子さまが何かに挑戦したり、きっと
上手くできると前向きな気持ちになれる時期にあります。
ではどのようなことに挑戦したいと考えているのでしょうか?少し挙げてみましょう!
- 学校に行きたい
- 友だちを作りたい・楽しい思い出を作りたい
- 勉強に追いつきたい
- 部活動、クラブ活動等で実力を自分の力を試したい
お子さん一人ひとり、挑戦したいものはおそらく違うはずです。
では挑戦するお子さまと接する時に注意しなければいけないこととは何でしょう?
注意しなければいけないことは後の2点です。
- 達成できた時にお子さんをしっかりと受け止め褒めてあげる、更なる欲求を提示しない
- 達成できなかった時のフォローをしっかりする
まずは目標を達成できた時にしっかりと受け止め、褒めることが重要です。もちろん自分のために
挑戦しようとする子は多いですが、自分だけではなくお母さま、お父さまのために行動を執る
お子さまもいます。
出来た時にはもしかするとご両親に成果を見せたり、褒めて欲しいという言葉や表情を出してくる
こともあるかと思います。
その時にしっかりと褒める(少しウザがられるくらい褒めることが効果的ですね)ことが大切ですね。
そこでもう一つ注意することは、更に高い目標を与えてしまうことです。
もちろん、お子さまのために高い目標を設定したいというお気持ちもありますよね。
しかし、今はお子さまが新しいことに挑戦し始めた第一歩目になります。
つまり、リハビリ期間(無茶をしてはいけない期間)ですので、お子のさま挑戦したいこと、
達成できたと思えるものをゴールと考えてあげていただければと思います。
そして何よりも大切なことは「失敗をしてしまった時にどのように対応するか」になります。
挑戦をして失敗すると落ち込む、これは誰しもが経験することだと思います。
しかし、お子さまは去年の自分や環境を変えたいと思う気持ちを強く持っております。
そういった気持ちを持つ中で失敗を経験すると、人一倍落胆する可能性があります。
そのような時には「失敗したお子さんをそのまま受け止める」ことが大切ですね。
では具体的に「受け止める」とはどのようなことでしょうか。
受け止める = 見守る のではなく、お子さまをフォローすることが大切です。
先ほどもお伝えをした通り、失敗してしまったときの気持ちの落ち込みは大きなものです。
その中でどのようにお子さまをフォローしていくのかですが、結果よりも「過程」に
着目し、お子さんを勇気づけるてあげてください。
失敗したことで何も得られなかったわけではありません。過程内の努力については次の成功に
繋がります。
まとめ
✓この時期は自己効力感が高まる
✓お子さまが挑戦し成功した際は少し引かれるくらい褒め、成功体験に繋げる
✓成功したことでさらに高い目標策定・欲求をしない(本人のゴールを変えない)
✓お子さまが挑戦し失敗した際に、人一倍落胆する可能性がある、
その際はお子さまをそのまま受け止めてあげる
この自己効力感が高くなる時期に4月からの新学期に向けてご不安に感じていることが
ございましたら、一度初回面談を受けてみてはいかがでしょうか。
センターでお待ちしておりますね。
失礼いたします。
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