不登校解決現場レポート

不登校の居場所づくりで意識したいことーその1ー

皆さん、こんにちは。不登校支援センター 横浜支部の庄子です。

12月になり、いよいよ冬本番となりましたね。

また、受験生の方は本番が近付いており、より一層頑張っているのでは無いでしょうか?

体調管理にはくれぐれもお気を付け下さい。

さて、今回のブログでは「不登校の居場所づくりで意識したいことーその1ー」についてお話して行きたいと思います。

不登校の居場所づくりで想像する場所とは?

皆さんは不登校の居場所について、考えたことは有るでしょうか?また、「居場所」と言われると、どんなことを想像するでしょうか?

この様な問いを投げ掛けた際に、場所として考えられる所は

などが上げられると思います。

その上で、そこに行くことで、皆さんは何を期待しているでしょうか?

などが上げられると思います。

これらの場所がその子どもにとって居場所になれるなら、とても良いことだと思います。

しかし、「目的」が無い状態でその場所に行くだけだと、持続・継続が出来ず、行かなくなり、より簡単な居場所に居続けることに繋がり易くあります。

簡単な場所の一例として、SNSが上げられます。

不登校の子どもに限らず、色々な年齢層が居ることも利点の1つとなります。

「子どもの居場所になるなら、それでもいい」と思う方も多いと思います。「居場所」としてはとても居心地が良く、居続けられると思います。

しかし、居心地が良いことは変化をしなくても良いと思う心理が働き易く、現状のままを望む傾向があります。

変化することの必要性

「居場所」は「自分の存在を確認できる場所」という意味があります。

その為、「ここに居て良いんだ」、「ここに居たい」と思う場所になる為、安心・安全な領域だと認知すると思います。

最初の段階として、この様な居場所をつくることは大切です。

不登校支援センターの支援の在り方として、「社会復帰をさせる」ことを目標としており、居場所づくりは社会復帰に向けての1つの通過点でしかありません。

また、居場所が安定し過ぎると、居心地が良いため、そこから動きたくなくなります。

変化をさせると言っても・・・・・

居場所を変化させる場合、タイミングがとても大切になります

変化をさせると言っても、子どもの意志をないがしろにして、変化を強要することや親御さんが主体的になって変化を助長することは間違いです。

子どもの自立心を養うことが一番の目的である為、変化を目的にしないことが必要な視点になります。

また、変化をする上で、それはどうすれば良いか分からないと思います。

その子どもによって、やり方は当然変わりますので、「ここが良いですよ!」とはこの場では言い辛い面があります。

そこは不登校の専門家に心置きなく聴いて頂けると幸いです。

次回も「不登校の居場所づくり」についてお話したいと思います。

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