不登校が改善し辛いお子さんの3つの特徴
皆さん、こんにちは。不登校支援センター 横浜支部の庄子です。
11月になり、急に寒さも増して来ましたが、皆様如何お過ごしでしょうか?
今回のブログでは「不登校が改善し辛いお子さんの3つの特徴」についてお話して行きたいと思います。
1.意欲が無いタイプ
不登校傾向のお子さんの特徴の1つ目として、「意欲が無い」タイプのお子さんが多くいらっしゃいます。
近年の不登校理由のトップ3に入る「無気力」で学校に行けないタイプの典型的な特徴になります。
私もカウンセリングを行う中で、多くのお子さんが
・将来のことを考えたくない。
・やりたいことが特に無い。
・現状を変えたくない。変える気持ちが無い。
様な状態にあります。
親御さんとしても、何かに繋げたい気持ちが強いと思いますが、不登校期間が長くなると、
・この子の人生だから・・・・・。
・なる様にしかならない。
・動き出すまで待つしかない。
と考える傾向にあり、子どもはそれを肌で感じ、結局動かないこと、と言う様な悪循環を良く見ます。
2.出来ない所を見せたくない。
二つ目に「出来ない所を見せたくない」タイプです。
不登校の子どもの傾向として、「完璧主義」、「真面目」なタイプの子が沢山おります。その為、遅刻・早退を嫌がることや勉強で出来ない所を見せたくない、と思う子が多く、これらを理由に「学校へ行かない」と発言することが見受けられます。
・恥をかきたくない。
・どんな風に周りから評価されるのかが怖い。
・理想の自分と違うことが嫌
など、自己評価を下げたくない事や他者評価を下げられたくないことなど、出来ない所を見せたくない理由が様々上げられます。
不登校が長期化すると学校だけの範囲に留まらず、塾や家庭の中でもその状態を見せる場合もあります。
つまり、出来ない事を見せたくない範囲が広がれば広がるほど、一人になってしまい、孤立する可能性が高くなります。
3.気分転換が上手くない。
最後に「気分転換が上手くない」タイプです。
良く、不登校の子どもが普段やっていることとして、「スマホ」「動画視聴」「絵を描く」「ゲーム」「読書」などがあります。
傍から見れば、どれも好きなことをやっているので、「気分転換が出来て居る」と感じると思います。その為、「好きな事ばかりやっているのに、学校には行けない。」と思ってしまう、思われてしまう傾向にあります。
実は子ども多くは学校に行かないことに罪悪感があり、暇な時間があることを埋める為に気分転換では無く、没頭する為に上記のツールを使っていることが多くあります。
その為、「好きなことをやらせていればいつか学校に行ける様になる」というのは、不登校を支援している立場からすると、事実は違うと感じております。これは好きな事ばかりやって「飽きる」という解釈をされて居るのですが、「変わりたくない」という気持ちが強い状態の人ほど、難しいです。
つまり、好きな事ではありますが、没頭しているだけであるため、「気分転換」になっておらず、これが上手く機能していないことが言えます。
不登校の状況を改善したい方へ
如何だったでしょうか?
不登校が改善しない方の特徴として、子どもの条件が複数当てはまっている場合、一度ご相談に来て頂けると幸いです。
ただ刺激を与えるだけでも、何もしないだけでも、改善への方向に繋がりません。的確なアプローチをすることが、本当の意味で子どもの将来に繋がると言えます。
不登校支援の場はいくつかあると思いますが、専門的に支援をしている所は少ないですし、正しい知識やノウハウがある所は更に少ないと思います。
復学や社会復帰を皆さんと一緒に考えて行けばと思います。
皆様からのご相談を心よりお待ちしております。
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