状況が「変わらない」と思ったら~大人も子どもも大切にしたい視点~
こんにちは。不登校支援センター名古屋支部の伊藤です。
空がすっかり高くなって、風も日に日に冷たくなってきましたね。
食べものも美味しいし身体を動かすにも気持ちいい、秋は好きな季節です。
とおっしゃる方も多いのではないでしょうか。私も秋は好きな季節です。
日本には四季があるといわれますね。皆さんは四季の「変化」をどんな時に感じますか?
今回は「変化」についてお話したいと思います。
「変化がない」それってホントにそうですか?
子どもたちの支援には、親御さんの関わりが大切であるということは、
いろいろなところで目にするアドバイスですよね。
- 子どもに興味関心を持ちましょう
- 子どもの変化を見逃さないようにしましょう
- まず親御さん自身が変わりましょう
書籍やインターネットなどでもよく目にします。
もちろんカウンセリングでも、興味関心を持つことで変化に気づく目を大切にしています。
でも、実際にはとても難しく感じますよね。
- 子どものことは大切だし、興味関心を持つようにしている
- でも子どもは同じ生活を繰り返していて「変わらない」
- 親自身が変わると言われても、頭ではわかっていてもできる自信がない
私自身もずいぶん悩まされたこのテーマ、いまでも難しいと感じていますが、私なりに意識していることがあります。
それは・・・変わったところはどこだろう?と意識することです。
変わったところはどこだろう?
変化があるのか、ないのか? という目線だと、
大きな変化を期待してしまうあまり、小さな変化に気づきにくくなってしまいます。
だから、「変化がある」という前提を持つようにしています。
当たり前のことかもしれませんが、大人も子どももどうやって今の自分になったのかと改めてふり返ってみると、
「変化を繰り返して今に至る」なのだと思います。
だから「何も変わらない」とか「変われない」と思ってしまうのは、もったいない思い込みなのかもしれません。
四季の変化を感じるように、子どもを見る目も、ご自身を見る目も、大切にしてくださいね。
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