不登校にありがちな認知の歪みについて
こんにちは。
仙台支部の上原です。
本日は多くの人がもっている認知の歪みについてです。
認知の歪みとは
かみ砕いて言うと「偏った考え方」が近いかもしれません。
極端にネガティブだったり、決めつけが強かったり。
自動思考と言われる無意識的な反応に関わりが強いと言われています。
これらは過去の自分の行動や体験などから勝手に作られていくものです。
周囲の人間関係や学業、仕事と様々なことに影響を及ぼします。
以下で代表的なものを紹介します。
10個の代表例
- 0か100か極端な思想(白黒思考)
- 過度な一般化
- 選択的なフィルター
- マイナス化思考
- 結論の飛躍(心の読みすぎ、先読みの誤り)
- 拡大解釈&過小評価
- 感情的決めつけ
- すべき思考
- レッテル貼り
- 個人化
ざっと項目だけ上げてみました。
そしてここからが大事になのですが、気になった方は「ご自身で調べてみて」ください。
カウンセリングに限らずですが、さらっと流し読みしたものはあまり頭に入ってきません。
自分の意思で「これってどういうことなんだろう?」と疑問を持って行動すると理解が速まります。
これらは是非子どもたちにやってもらいたいことでもあります。
漠然と解説を聞く、見るだけではなく、自分で考えて調べるという行為に価値があったりしますよね。
ちなみに認知の歪みが発生している方の中にはこの項目だけ見て内容を勝手に想像して決めつけてしまう、みたいなパターンもあります。
自分の中の答えだけで疑問を持って調べると言うことをあまりしない方ですね。
最後に
こういった歪みは大なり小なり誰もが持っていることです。
大切なのはそれを自分で把握すること。
自分はこんな思考の癖があるな、とまず気付くことです。
ほとんどの場合が無意識でやっていることなので意識的に目を向けないと気付けません。
自分の傾向がわかれば対策が考えられます。
どのように歪みを整えていくかは改めてご相談ください。
それではまた。