お子さんに、初めて「学校に行きたくない」と言われたら・・・②
こんにちは。 不登校支援センター東京支部の本沢裕太です。
暑い日が続いておりますが、皆さん体調などはお変わりないでしょうか。
夏休みが近づいておりますので、それを楽しみに過ごしていらっしゃる方も多いかも知れませんね。
さて前回から、初めてお子さんから「学校に行きたくない」と言われた時の初期対応についてお伝えさせて頂いておりますので、今回も続きをお伝えしたいと思います。
「引き算」の不登校対応
お子さんが学校を休み始めた時、親御さんとしては色々なことがご不安になられると思います。
- 出席日数
- 学業への遅れ
- 交友関係の変化
- 学校行事への不参加
- 外出の頻度
- 家での過ごし方
- この先どれくらい不登校の状態が続くのか
などへのご心配をお聞きしてきました。
お子さんが将来困らないためや、復学の際に負い目に感じることを減らすためにも、最低限「これだけは」させておいた方が良いのでは・・・とお考えになられるのではないでしょうか。
もしかしたら、その事が逆に不登校状態を長引かせることになっているかも知れません。
もし上記の対応を取られている場合は、今のお子さんの状態に合っているのかどうかを検証する意味で、一度ご相談にお越し頂けたらと思います。
真面目なお子さんほど不登校になりやすい
もちろんお子さんの性格や心理状態によっても現れる行動や症状は異なってきますが、お子さん自身からお話を聞かせて頂いていると、一つ一つのことを「きちんとやることが良い」と考えている子が多いなと感じます。
(何についてそう思っているのかは、お子さんによっても異なりますし、親御さんが望んでいるものとは少し違う場合も多々ございます。)
「きちんとやろう」とする事自体は、とても素敵なことだと思いますし、お子さん自身の行動意欲や習慣作りにもとても効果的だと思っております。
ただ1点だけ、親御さんにも注意深く観察して頂きたいなと思う点は、
「きちんとやろう」という意識をお持ちのお子さんは、出来ていない部分に意識が向いてしまいがちです。
そのことで、「学校は休んでいる」けれど、他の何かが「出来ていない」ということからストレスを蓄積させてしまっていないか、ご家庭での様子を観察して頂きながら、お子さんに合ったストレス対処を増やしていけるように、一緒に考えていきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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