不登校解決現場レポート

不登校になりにくい夏休みの過ごしかた

こんにちは。
仙台支部の上原です。
今日は毎年のことではありますが改めて夏休みの過ごしかたについて考えてみます。

夏休み明けは不登校になりやすい

もう周知の事実になってきている気もしますが夏休み明けは不登校になりやすいです。
当センターに限らず学校でもご家庭でもその事は知られていると思います。
そんなに知られているのに何故防げないの?と感じるかたもおられるかもしれません。

これは不登校そのものと同じかもしれませんね。
不登校も増え続けているとニュースなどでもよく取り上げられ、知られていることですが減りません。
「分かっているのに改善できていない」というのはもどかしい状況ですね。

夏休み明けについても「こうすれば大丈夫!」という絶対の答えは今の所ありません。
ただ傾向としてなりにくくすることは出来ると思います。
それを意識して生活するだけでも結果は違ってくるでしょう。
あまり多く挙げすぎても大変なので今回は3つほどご紹介したいと思います。

3つの対策

1、家にこもりすぎない

まず一つ目は家の中にこもりすぎないことです。
夏は暑いですし、家の中の方が快適です。
なので外で運動しましょうとまでは言いません。
ただ毎日家の中だけで過ごしてしまうと、いざ外に出ようと思った際に抵抗感が出やすくなってしまいます。
コンビニにジュースを買いに行くとか。
本屋さんに漫画を見に行くとか。
外出の理由はなんでも構いません。
一日中、家の中だけで過ごして終わる、という日はなるべく減らしていけると良いでしょう。

2、生活習慣を崩しすぎない

おやすみですから平日と違い朝起きなければいけないということはありません。
だらだら寝ていたい日もあるでしょう。
しかしあまりにも生活リズムが崩れると戻すのが大変です。
寝る時間、起きる時間、食事の時間などはある程度崩さず過ごすようにしましょう。
一週間のうち、二日くらいまでなら崩しても戻しやすいです。
ですがそれ以上の期間、崩れたままですと日常に戻しにくくなります。
長期の休み中とはいえ、メリハリをつけて生活したいですね。

3、好きなことをやる

最後は活動量を増やそうというお話です。
せっかくのおやすみですから、普段できなかったことに挑戦する良い機会です。
私たちも「休みがあったらアレがしたいな」なんて思うことは多々あると思います。
しかしどうでしょう。
実際休みに入ると「なんとなくやらずに終わった」なんてことが多くありませんか?
これは動くのが面倒くさくなってしまったり、そもそも「やりたいことはやらねければならないことではない」というのが影響しているかもしれません。
それ自体は別に問題というわけではないのですが、せっかくのおやすみだったのに何もしなかったな、という気持ちは自己肯定感を下げてしまいやすいです。
他の子たちは充実した休みを過ごしていたのに自分は、、、となってしまう子もいるのですね。
だからこそせっかくのおやすみを思い切り楽しんでもらいたいと思います。
それが次に動くための力になる場合があるからです。

まとめ

今回は夏休みの過ごしかたについて3つ挙げてみました。
どれも改めて言われなくともご存知のことばかりだったと思います。
はい、ピンときた方もいるでしょう。
最初に言っていたことと繋がるのです。
「分かり切っているのに何故なってしまうのか」の原因の1つはこれです。
やればいいと分かっていることが出来ていない」ということです。
どれもすごく難しいということではありません。
しかしやれば効果はあります。
それを理解した上で、やるのか、やらないのか、お子さん自身にも感じてもらえると良いですね。
それではまた。

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