月の満ち欠けが不登校に影響する?
こんにちは。不登校支援センター大阪支部の佐久真です。
今日は、最近よくカウンセリングでも話題になる「月齢と体調」のことについてお話ししたいと思います。
そもそも天気と体調はリンクしやすい
天気の悪い日は体調が悪いとお子さんが多いのではないでしょうか?
朝起きて来れなかったり、体がだる重かったり、頭がぼんやりとしてしまうなどの症状もあるかと思います。
カウンセリングでもよく天気によって体調を崩すというご相談があり、天気だけではなくいろんな要素が重なることがあります。
①つは低気圧
低気圧による体の不調は、主に気圧も変化によって体内の水分バランスが乱れることで起こるとされています。
自律神経が乱れることで起こる「だるさ・めまい」などがあります。
②つめは寒暖差
今年度も4月中旬から5月明けごろまで、平均約10℃~15℃の寒暖差が繰り返し訪れる日がありました。
暑い寒いが繰り返されると体調管理がうまく出来ず、自律神経が乱れやすくなり、交感神経優位から不眠などの症状に陥って生活リズムを崩したり、それぞれが持っている体の不調につながりました。
③つめは黄砂と花粉
4月中旬ごろに黄砂や花粉の飛来がピークを迎えます。
黄砂・花粉によって気管支不全、処方薬の服用による眠気などの症状から朝起きれないなどの訴えがカウンセリングでも多かったです。
そして・・・ ④つ目に【月齢】
諸説あるお話ですが、新月や満月は一般的に体の不調につながりやすいと言われています。
新月になぜ体調が悪くなるのかは、新月時は日中に体は最も重力ストレスから解放されますが、逆に夜になると太陽と月と地球の重力ストレスが最大となり、起床時に急な体調不良や体の痛みを感じやすくなります。
満月時は新月と逆で、日中に体の重力ストレスが強く、日中の疲労がいつもより多くなり、夜は重力ストレスから解放されると言う結果が出ています。
新月や低気圧などが重なると、調子を崩す方も多いのではないでしょうか。
これらのことに目を向けていただきたいのはなぜか?
「あなたが頑張れなかった。動けなかった、調子が悪かったのは〇〇のせいではないですか?」
ご自分以外の外的要因に目を向けてもらうことは、時にとても大切です。
ここから頑張ろう!動こう!と思っていたけど… なかなか思うように動けないときに葛藤が高くなる子も少なくありません。
葛藤が高まる子の特徴として、自分の内側から沸いてくる「動きたい!」というプラスの欲求と、「動きたくない…」というマイナスの欲求が拮抗する状態にあるので、自分が動けない時の要因を自分にベクトルを向けて考えがちで、落ち込んだり自己評価が低くなってしまいます。
しかし、外的要因にも目を向けることで前向きな状態に戻っていけたクライアントさんが何人かいました。
とある高校生男子のお話
4月から頑張って登校すると準備をしてきて、実際に4月から教室に登校をしていたのですが・・・ 途中から嘘のように調子を崩し、本人もなぜだかわからない…とカウンセリングでかなり落ち込んだ様子でした。
「気持ちが弱かった」「自分に勝てなかった」というような表現をする子だったので、あなた以外にもこれだけたくさんの外的要因があったみたいだよ、というようにお話しをしたところ、その子の中ではこのような話が腑に落ちたようでした。
特にテーマが天気や月など規模が大きいお話でしたので、 「確かにそれには勝てないね、これだけ多くの大きな力が自分の負荷にかかっていると考えたこともなかった。考えることで、少し楽になれたわ」 というような気づきも得られていた様子でした。
最後に
自分の体調や精神は、天気や月齢などさまざまな外的要因に知らず知らず左右されていることを知ったり、興味を持てば、自分を必要以上にネガティブに捉えることは減るのでは、という印象がありましたので、是非一度カウンセリングにお越しいただき、様々な視点からお子さんの状態を一緒に考えさせていただければと思います。
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