お悩み解決「一問一答」不登校解決現場レポート子供の心理学

不登校を再発させたくない方に知っておいてほしいこと②

こんにちは。 不登校支援センター東京支部の本沢裕太です。  

WBCの大熱狂、すごかったですね!

これまで野球に興味がなかった子たちからも、「何となく観てた~」「結構、感動した~」「野球のゲーム始めた~」「日本のプロ野球も観てみようかな~」などの声を聞く様になりました。

ものすごい影響力ですね。

お子さんに関らずですが、これまで未体験だったものに触れる時って、ワクワクやドキドキがございませんか?

そういった気持ちの高揚は、これまでになかった【なにか】を経験させてくれるかもしれません。

是非、色々なことを体験してみて、自分はどの様に感じたのかお聞かせ頂けたらと思います!

さて前回のブログでは、お子さんがストレスに対してどの様な対処をしたのか、その背景に注目してみてください。というお話を、「宿題」という例を使ってさせて頂きました。

今回は、そこから分かってくる背景と、声掛けについてお伝えしていきたいと思います。

「宿題をやる」という行動の背景は?

「宿題をやる」という行動の中でもいくつかの背景に分けられます。

①授業の復習にもなるからやろう

②テスト勉強として、やっておこう

③宿題を提出しないと、成績が落ちてしまうからやろう

④宿題を提出しないと、先生に怒られるかも知れないから、やりたくはないけどやろう

⑤皆やっているからやろう

などが挙げられますね。

こういった背景が分かってくると、お子さんが「宿題をやらなかった時に受けるストレス」をどのように想定して、事前にどんな対処をしているのかということが見えてくるかと思います。

①学習練度を高めるため、②テスト対策として、③内申点や成績を高めるため、④怒られることやネガティブに注目されることを避けるため、⑤周囲と同調することで安心するため

などが考えられます。

親御さんには、この「できている対処」についてお声掛けをお願いしたいのです!

お子さん自身も行動できている時ほど、自分のできていることについて振り返っていないことが多く、「もっとたくさんやらなきゃ」「もっと早くやらなきゃ」と、さらなる高い目標に意識が向かってしまいます。

そうなると、自分のできていない点に注目してしまったり、周りのもっとできている人と比べてしまい、必要以上に頑張ろうとしたりするなど、メンタル的には気を抜けない張り詰めた糸のような状態となっています。

張り詰めた糸が切れてしまわないために

「できていること」の積み重ねが自信の裏付けにもなり、自己肯定感を高めてくれます。

もちろん、時に立ち止まり「これで良いのだろうか?」と振り返ることも、とても大切です。

そんな時に、「あなたはこれまでこんなこと出来ていたよ」「以前はこうだったけど、こんな風に変わってきてるよ」と、その過程を見守ってくれている存在がいることは、お子さんにとってすごく心強いはずです。

特に、4月という節目は、「頑張ろう!」とするお子さんが多くいらっしゃいます。

「頑張ろう!」としているお子さんに、「頑張らなくていいんだよ」という言葉は届きにくいことがあります。

ですが上記のような声掛けで、すっと肩の力が抜けて、無理をしすぎないその子なりのペースを取り戻すことも出来ます。

お子さんの様子に合わせて、お声掛けを考えていきましょう。

次は、「宿題をやらない」という行動の背景にも触れてみたいと思います。

最後までお読み頂きありがとうございます。

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