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お子さんが親御さんに『してほしくないこと』とは

皆さん、こんにちは。

不登校支援センター 東京支部の園田です。

いつも不登校支援センターのブログを拝読していただき、ありがとうございます。

日毎にのどかになり、春の装いを感じる季節となりました。

皆さんは、いかがお過ごしでしょうか。

子どもについつい「やめて!」と言ってしまうことはありませんか?

まずこの問いかけに対して、「もちろんある!」と声を出された方、心の中で叫ばれた方が多くいらっしゃると思います。

ついつい言ってしまうことありますよね。私も日々のカウンセリングの中で、お子さんについきつく言ってしまったと悔やまれている親御さんにお会いします。

しかし私はそういった親御さんに対していつも「言って大丈夫ですよ!」とお伝えをします。

親御さんも一人の人間です。仕事や人間関係など、上手くいかなかった日はついついイライラしてしまいますよね。

お子さんの前ではこのイライラを見せてはいけないと思われる方も多いですが、お子さんは親御さんの雰囲気や少しの変化を察知しています。

イライラする感情を抑えるのではなく、以前のブログでお伝えをしたように伝えていくことが必要になります。

一方でお子さんにも親御さんに対して「してほしくない」と思うことがあるようです。

実際に自分の口で親御さんに伝えてくるお子さんもいますが、なかなか自分の気持ちを素直に伝えることが出来ないお子さんもいらっしゃいます。

ではこのようなことが日常生活でいつ起こるのか、場面を設定してお伝えをしていきたいと思います。

CASE 【ゲームをやめて!

私がカウンセリングをしている中で、親御さんから一番お聞きする内容が「子どもがゲームを止めてくれない」というものです。

学校にも行かない、勉強やスポーツにも取り組まずにゲームを夢中になってしているお子さんの姿を見るとストレスを感じてしまうかもしれません。

お子さんの中には生活のほとんどの時間をゲームに割いているケースもあります。

例えば、ゲームの時間に合わせてご飯を食べたり、睡眠時間を削ったりと、すべてがゲームを中心に日常生活が回っています。

ではどうしてそこまでお子さんがゲームをされていると思いますか?

一度「ゲームをするのをやめて」と伝える前にお子さんの目的を考えてみてください。

レベルを上げたいから、希少な武器を手に入れたいから、またオンライン上で友達との交流を楽しんでいるからなど目的は様々です。

特に最後のオンライン上で友だちとの時間を大切されているお子さんに対してはおそらく「やめて!」と強く言うことは難しいと思います。

またゲームを取り上げてしまったり、通信を切ったりしてしまうとお子さんの大切にしているコミュニティーを壊してしまうかもしれません。

私はつい最近、ある記事を目にしました。

記事を書かれた方は実際に不登校を経験し、ゲームにひどく夢中になった時期があります。

その中で特に心に残った言葉として「本当につらいときは、好きなことがいっさい、できなかった。

耳に音を入れるのもつらくて音楽が聴けないし、目に光を入れるのもつらいからスマホもいじれなかった。

気持ちが弱っているときでも、自分には夢中になれる命綱のようなものとしてゲームがあるんだ。」というものがありました。

そして最後に「親に理解されて嬉しかったと」という言葉が載せておられました。

お子さんは、日々様々なことに悩まれています。

その中で、唯一夢中になれるものがゲームなのかもしれません。

10時間以上ゲームをするということも捉え方を変えると「集中力がある」になると思いませんか?

ゲームをする目的の中に本人の不安や怒りなどといった感情の本質が隠れているかもしれませんね。

お子さんが親御さんにしてほしくないこととは…

お子さんが親御さんにしてほしくないことは「やめて!」と言うことをやめて欲しい子が多くいらっしゃいます。

お子さんの行動を心身のことを考慮し制限することも大切かもしれません。

しかし、先程もお伝えしたようにお子さんの行動に対する目的に少し目を当ててみませんか。

お子さんは親御さんがどうして「やめて!」と伝えてくるのか、その理由は知っていると思います。

しかし、その気持ちに素直になれず、苦しんでいるかもしれません。

本ブログで何がポイントとなるか少し整理してみましょう。

         POINT✍

✓「やめてほしい」という気持ちは素直に伝える                                 ✓ お子さんの行動に対する”目的”を考えてみる          ✓ お子さんの趣味を好きになる=認めてあげる           本ブログには載せていませんが何よりも                ✓親御さんが無理をしない

何かご不明な点などございましたら、是非一度ご相談ください。

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