不登校を再発させたくない方に知っておいてほしいこと①
こんにちは。 不登校支援センター東京支部の本沢裕太です。
3月となりました。
3月といえば卒業式シーズンでもありますね。
テレビなどでも、「卒業ソング特集」なんて取り上げられていたりもしますね。
卒業ソングの定番として知られる「旅立ちの日に」ですが、元々は先生方が卒業生に送るために卒業式で歌われた曲だったというエピソードを知って、胸にジンとくるものがありました。
皆さんの「卒業ソング」と言えば何でしたか?
さて前回は、「4月からの新学期に向けて、「今」しておきたい不登校対応」というタイトルで、お子さんをフォローする際に注目して頂きたい点をご紹介させて頂きました。
今回は、お子さんが登校を再開し始めた際に、再び不登校状態に陥らない様にするために、どういった点に注目して頂きたいかを、経験則ではございますがご紹介したいと思いますので、参考にして頂けると幸いです。
今のお子さんの「認知」と「行動」を分けて考えてみましょう。
例えばですが、「宿題がでた」ということに対して、お子さんによっても感じ方が全く異なってきます。これが「認知」の部分です。
これを大きく分けるとすれば、「ストレスと感じる」のか「ストレスと感じない」かの2つになります。
そして「行動」については大きく分けるならば、「やる」か「やらない」かの2つに分けられます。
ということは、全ての組み合わせが有り得るのであれば、
- ストレスと感じるので、やる
- ストレスと感じずに、やる
- ストレスと感じるので、やらない
- ストレスと感じないから、やらない
というパターンになります。
また補足として、「これまではどうだったか?」という所もポイントになってくるかと思います。
例えば
- これまでは、言われなくても自分から宿題に取り掛かっていた お子さんが、誰から言われてもやらなくなった。
- これまで誰に言われてもやらなかった お子さんが、特定の人と一緒にであれば取り組むようになった。
などでも、全く違った背景が想像できますよね。
この様に整理してみると、仮にそれぞれのお子さんと「宿題について」考えていこうとするならば、声掛けや接し方が全く違うものになってきます。
大切なのは、行動の背景
「やる」という選択をしたお子さん、「やらない」という選択をしたお子さん、それぞれにその選択に至る背景がございます。
その気持ちに耳を傾けてもらうことが、まずは大切になってきます。
では次回は、ステップに分けた後についてもう少し掘り下げてお伝えしたいと思います。
最後までお読みくださりありがとうございました。
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