現在不登校問題に悩まれている方を少しだけ勇気づけたいお話。
こんにちは。
仙台支部の上原です。
日々不登校の問題に取り組んでいると不安や疲れから勇気を失ってしまう方を目にします。
今日はそんな少し頑張れなくなってきた方へ向けて書いてみたいと思います。
大丈夫なことはほぼ証明されています
現在不登校で悩まれている方へ最初にお伝えしたいことがあります。
それが「ほとんどの場合、大丈夫です」ということです。
なにを無責任なと思われる方もいるかと思います。
こんなに不安で今大変な状態なのにお気楽に言ってくれるなと。
ですが私は実際に10年ほどこの仕事をしておりますがどうにもならなかったという例は少なく感じています。
長くお付き合いさせて頂くこともありますが最終的にはなんとかなっているんです。
数回だけお会いしてその後、ご縁がなかった方に関しては分かりませんが、少なくとも最後まで関わらせて頂けた方に関してはそうでした。
今学校に行けていないことと将来がダメになることは同じではありません。
学校に限らず今ぶつかっている困難のほとんどは解決できることなんです。
もちろんどうにもならない場合もあります。
道を歩いていたら通り魔に刺された。
飛行機に乗ったら墜落した。
産まれた時から家に多額の借金があり人生の選択肢が少なかった。
大地震が起きて全てを失った。
自分の力ではどうにも出来ないこともあります。
しかし逆に考えると「それ以外のことはどうにかなる」ということ。
そしてその方法はとてもシンプルです。
やるべきことは2つだけ
不登校であれその他のことであれ、やるべきことはあまり変わりません。
2つのことをやり続ければ解決できます。
それは目的設定と行動です。
目的とは「こうなりたい」あるいは「こうなりたくない」
行動とは「そのためにこうしよう」ということです。
難しく考える必要はありません。
あなた自身がどうなりたいかあるいはなりたくないか。
そのために何をするのか。
これだけです。
とてもシンプルな話なのですが私を含め多くの人が出来ません。
出来ないのは何故か?
監禁されているとかそういった特別な事情を除き、その大半が意思の継続が困難だからと考えられます。
人は環境に適応する生き物です。
同時に変化を嫌います。
だから目的の為の行動という変化に対して抵抗感が生まれるのです。
それを「よいしょ!」と押しのけていくには自分の意思が大切になってきます。
精神的な側面ですね。
これが中々に難しい。
何かやりたいと思っていることがあって、その為に必要な行動や物も分かっている。
でもやらずに終わっている。
もしくは少しだけやってすぐに止めてしまう。
皆さんもご経験があるのではないでしょうか?
私は多々あります。
自分の意思を持ち、それを継続していくのは難しいですよね。
不登校の問題も同じです。
乗り越えられる。
それをまず自分自身が信じられなければ継続していくのが苦しいんです。
努力しても解決するか分からない。
そんな不安を抱えたままでいるのでは続けられません。
だからこそ私たちのような支援者がいるわけです。
正しい対応をしている時に「大丈夫です。間違っていません」とお伝え出来ます。
違う対応をしている時に「こうするともっと良いかもしれません」とお伝え出来ます。
専門家に確認してもらうだけでも気持ちが変わって来るものです。
そうして折れずに続けられれば解決できます。
やること自体は先にお伝えしたようにとてもシンプルな事なのですから。
親御さんもそういった気持ちでお子さんに接して頂けると良いかと思います。
最後に
改めてお伝えします。
不登校の問題は解決できます。
多くの場合が大丈夫です。
それを簡単とは言いません。
ですが諦めずに継続すればゴールは見えて来ます。
悩まれ、不安を感じられている方はご相談ください。
取り組む貴方に少しだけ勇気をあげられるかもしれません。
取り組む気持ちになるまで休む場所にしてもらっても構いません。
どんな形であれ、何かの力になれれば幸いです。
それではまた。
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