あなたは正直に「疲れた…」と言えますか?
皆さん、こんにちは。
不登校支援センター 東京支部の園田です。
いつも不登校支援センターのブログを拝読していただき、ありがとうございます。
”辛い”のは子どもだけ?
この質問を親御さんにすると多くの方は「子どもだけじゃなくて私も辛い」とお答えすると思います。
では、実際にその”辛さ”を吐き出せていますか?一人で感情を抑え込んでいませんか?
多くの親御さんは子どもに辛さを見せてはいけない、一番辛いのは子どもだからと考えています。
確かに一番辛い思いをしているのはお子さんかもしれません。
ですが、ぜひ今日から親御さんも「疲れた…」と言ってみませんか。
家庭内での親御さんの役割とは
不登校のお子さんの大多数は家を「コンフォートゾーン」、つまり家を”居心地の良い場所”と認識しております。
気兼ねなく、自分のしたいことが出来る場所、それがコンフォートゾーンです。
そういった環境の中で、親御さんがストレスを溜めこみ、お子さんから
「機嫌が悪いな」、「今日は話さないようにしよう」
という思いを抱かせてしまうとどうなるでしょうか。
家という絶対的なコンフォートゾーンが崩れてしまう危険があります。
親御さんにとっても家はコンフォートゾーンであると思います。想像してみてください。
その家の中で嫌なことが起こると、外にいる時よりもストレスを感じることはありませんか?
コンフォートゾーンを崩さないためには、親御さんもストレスを溜めないこと、気持ちを出すことが
大切です。
ストレスを溜めない方法
ここで少しストレスを溜めないためにはどうするのか、対処方法をいくつかご紹介いたします。
- 素直に”辛い”、”しんどい”と家族に伝える
- 趣味で発散する
- 日記帳などに自分の気持ちを文字に表してみる
- 悩みを両親、友人、他の学校の保護者、カウンセリングの実施機関などに打ち明けている
【素直に”辛い”、”しんどい”と家族に伝える】
まずは最も時間を共にする家族に気持ちを伝えることです。
ただ、この方法が最も難しいと思いますし、伝えられない親御さんも多くいます。
しかし、親御さんの気持ちが一番に伝わるのは一緒に過ごす家族です。
過度に頑張らなくてもいいです。少しでも気持ちを伝える勇気を持ってください。
【趣味で発散する】
2つめに多くの方が「ストレスの対処方法」と聞かれると”趣味”で発散すると答えると思います。
ただここで重要なことは趣味を何個持てるかどうかです。
確かに1つの趣味に没頭することが、一番良いと思う方もいると思います。
しかし、趣味を多く持つことによって、打ち込める時間も多く、あらゆる経験ができます。
少しでも興味のあるもの、それを”趣味”に変えてみませんか?
【日記帳などに自分の気持ちを文字に表してみる】
3つめに気持ちを”文字”で表すことです。
自分の気持ちを整理することは難しいことですが、まずはその気持ちを全て文字に起こしてみてください。書くことにより気持ちの整理も出来ます。
また、自分では思っていなかった隠れている気持ちに気がつかれるかもしれません!
【悩みを両親、友人、他の学校の保護者、カウンセリングの実施機関などに打ち明けている】
最後に家庭外での相談者(友人、両親など)、当センターを含めカウンセリング機関を利用する
という方法です。
家族に気持ちを伝えることは大切だと先程共有させていただきましたが、家族に話せないことももちろんあると思います。
その場合は、友人やご両親、プロのカウンセリング機関にぜひ頼ってください。
気持ちを素直に伝える大切さをぜひ知っていただければ幸いです!
関連ワード: カウンセリング , コミュニケーション , ストレス , 不登校 , 不登校支援センター東京支部 , 情報 , 方法 , 泣きたい , 相談 , 親子関係 , 辛い