【再掲載】不登校の改善・復学において重要な1つのポイントとは?
こんにちは。不登校支援センターです。
こちらは過去記事となります。皆様の日々のかかわりのご参考になれば幸いです。
日に日に寒さが増して参りました。
インフルエンザも流行ってくる時期ですので、ご自愛くださいね。
今回は、これまでのカウンセリングでの経験で大切だと感じたことをお伝えします。
先日とある方に、「これまでの復学された子どもや、それぞれの道を歩み始めた子どもと面談を行ってきた中で、大切だと思うことは何か」ということを聞かれました。
こういったことはセミナーや初回面談の際にも、親御さんから多く聞かれることがある質問なのです。
その際に私がお答えした内容は「適度さが重要です。」ということでした。
不登校改善・復学における「適度さ」とは
以前、カウンセリングの際に、とある子どもがこのように話してきました。
「学校に行ってみようと思ってお母さんに話したら、先生に連絡してくれた。でも、先生からいきなり保健室に来てみないかと誘われて・・・でも断れなくて・・・」
この子どもは、カウンセリングを通して登校意識が上がり、どのように学校と向き合うか検討をしているところでした。そんな中、上記のような出来事があり、その子どもはとても困惑しておりました。
なぜ困惑してしまったのでしょうか・・・?
それは、保健室に行くといくことが、その子にとってまだ適度なものではなかったということです。
保健室を始めとした別室登校から、復学することが出来た子どもはたくさんいらっしゃいますが、この子にとっては、保健室に行くというハードルがその時にはまだ高かったということになります。
そのためまずは、「保健室に行く前にできることは何かあるか?」と考えながら、面談を重ねていきました。そして、まずは、平日に外に出ることから始めていくことにになり、その後も次に越えられそうな適度なハードルを一緒に考えながらの面談を重ねた末に、無事復学することができました。
前提として不登校改善・復学支援において、対応や方向性に決められたものはありません。
子どもの性格や家庭環境、登校状況により、復学への取り組み方は変わるためです。
つまり、その子どもに見合った対応や方向性を見出し、周りがサポートをしていくことが重要になります。
そのサポートの中で、重要になって来るキーワードが「適度さ」になります。
周りの方々も、良かれと思い、子どもへサポートの手を差し出されるかと思いますが、そのサポートのハードルが子どもにとって適度かどうかを今一度検討して頂ければ幸いです。
- 学校に行こうとする子どもの気持ち
- それをサポートしたい周りの方々の思い
この2つがしっかりと噛み合うことができると、不登校改善・復学にぐっと近づきます。
ですので、「子どもの前にあるハードルが適度な高さなのかわからない・・・」等、子どもへの対応に悩まれましたら、我々カウンセラーにご相談くださいね。
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