お子さんが「何を考えているのか分からない」と感じる時に、意識してみて頂きたいこと。②
こんにちは。
不登校支援センター東京支部の本沢裕太です。
され、前回はお子さんの「何を達成しようとしているのか」「何を満たそうとしているのか」という「目的」に意識するということを紹介させて頂きました。
実際に試してみて頂いた方、いかがでしたでしょうか?
なんとなく子どもが求めていることがわかった方もいらっしゃるかと思いますし、全く分からないという方もいらっしゃったのではないでしょうか。
分からなかったからと言って焦ることはございません。
私たち、カウンセラーもすぐには分からないことが多いです。
まずは、お子さんの「目的」に意識を向けながら、理解しようとする姿勢が大切だと思っております。
「なぜ・・・」「どうして・・・」
私たちは普段、上記の様に因果関係で考えたり、捉えていることに慣れています。
これは、
原因を特定し、改善をはかるため
には非常に有効な考え方だと感じています。
ただこの考え方を、「学校に行きたくない」と言ったお子さんにも当てはめて良いのかどうかということなのです。
- どうして行きたくないの?
- 何が嫌なの?
そう聞かれた側は、どの様に感じ、自分をどの様に評価するでしょうか。
多くの場合は、学校に行けない原因を、また行っていない自分を「悪い」と評価してしまうのではないでしょうか?
私たち支援センターでは、不登校という行動を、お子さんがストレスを前向きに対処するための行動だと考えています。
「学校を休む」という行動を、ネガティブに評価するのか、ポジティブに評価するのかによっても、お子さんの気持ちや自己評価は変化します。
お子さんがこれまでの自分を、またこれからの自分をポジティブに捉えていくために、「今の自分」を肯定的に考えられる様に、親御さんや先生方と一緒にサポートできたら幸いです。
最後までお読みくださりありがとうございました。
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