年末年始だから気になる子どもへの対応エトセトラ
こんにちは。不登校支援センター名古屋支部の伊藤みゆきです。
あっという間に今年も終わりですね。
年末年始はイベントが多い時期、親御さんにとっては悩ましい 子どもへのお年玉やプレゼント について。
今回はそんな話題を取り上げていきますね。
不登校の子どもにお年玉はあげるべき?
お子さんが学校に行っていない。そんなときは、いつもは悩まないようなことも、ひとつひとつが気になってしまうことも少なくありません。
今回の悩みもそのひとつですよね。
親御さんの気持ちをお聞きすると・・・
- 学校にも行かず、勉強もせず、本人は何もしていないのにお年玉をあげるのはどうなんだろう
- お年玉でゲームを買ったりしてさらに不登校がひどくなるんじゃないだろうか
- 親の気持ちとして、あげたいと思わない
- 親の気持ちとして、あげたいと思うが不登校を許すことにならないだろうか
などなど、様々な思いがあるようです。
子どもの気持ちとしてはどうでしょう。
- お年玉は自分がもらえるものなのに、親がそれをダメというのは納得できない
- お年玉もらえたら学校に行く気になるんだけどな~
- お年玉もらえなかったら学校には行かない!
- 不登校だからもらえなくても仕方ないと思う
どちらの思いも、どの思いも正しいとか間違っているとかいうことではないんです。
お年玉をあげる・あげないではなく、大切にしたいことは・・・
この場合に大切にしたいことは、ただひとつ・・・
「いつもどおりにしてください!」ということなんです。
不登校を特別扱いすることは良くも悪くもどちらの場合もオススメしません。
学校に行くこととお年玉とは繋がりはないわけですよね。
それを例年と違うことをすることで関係あることにしてしまうと、
- お年玉あげたんだから学校行きなさい
- お年玉もらってないから学校行かない
と、なりがちです。
こうなると、目的がどこか遠くに行ってしまっているような気がします。
特別なことをするのではなくて、いつも通りを意識する、そんな風に考えてみてください。
何度でも同じお話をする理由
実はこの話題、以前にも何回かブログでもお話してきたことなのですが、それでもあえて同じことをお伝えしたいのには理由があります。
それは、親御さんも子ども自身も、誰だって 「今年」は一回しかない からです。
月日が経って、
○年生のときのクリスマスプレゼントは・・・、あの時のお年玉は・・・、
不登校だったからもらえなかった(あげなかった)
という思い出にはしてほしくないなぁと思うんです。
振り返ったときに、いつもと変わらない時間を過ごすことができたことが、大切な時間だったと思えたら・・・
そんな気持ちで新しい年を迎えられたらいいなと思います。
関連ワード: お年玉 , クリスマス , コミュニケーション , プレゼント , 不登校 , 不登校支援センター , 年末年始