お子さんが「何を考えているのか分からない」と感じる時に、意識してみて頂きたいこと。①
こんにちは。
不登校支援センター東京支部の本沢裕太です。
2022年も終わりに近づいてきましたね。
皆さんにとって、この1年どんな年でしたでしょうか?
今年、面談の中でお聞きした事の中で特に多かったことについて、今回はお伝えしたいと思います。
それは、「子どもが何を考えているのか分からない」ということでした
- 例えば、高校生のお子さんで、後1ヶ月休み続けると進級できなくなるのに、全く学校に行こうとしないし、どう考えているのか聞くと嫌がられたり
- 中学生のお子さんで、学校に関する事以外にはとても積極的に行動ができて、家でも元気な様子で過ごしているのに、学校にだけは行こうとしなかったり
- 小学生のお子さんで、ゲームなど好きなことは楽しんでやれているが、昼夜逆転してしまい、お風呂に入ること、歯を磨くことなどに強い拒否感を示していたり
そういったお子さんの様子を見ていて、
- どうしたいのだろう?
- 何がそんなに嫌なんだろう?
- どうしてあげたら良いのだろうか?
などなど、様々な学年や状況でのご相談をお聞きしました。
親御さんのお気持ちとしては、お子さんの身を案じて、または将来を心配されていらっしゃる方がほとんどです。
ですが、ご自身とは違った捉え方や反応をお子さんがされるので、戸惑っていることが多いように感じます。
一度、カウンセラーにお話してみて、気持ちを整理してみませんか?
お子さんの表面的な行動や言動に注目しすぎてしまうと、一生懸命対応されている親御さんほど疲弊してしまいます。
今のお子さんの様子や、これまでのお子さんの様子を一度冷静に振り返り、お子さんの行動や言動にはどんな目的や意味があるのかを考えてみましょう。
最近ですと、FORTNITEというゲームにハマっているというお話をお聞きするが多いですが、1つのゲームの中でも、お子さんの目的は様々です。
- 相手に「撃ち勝つ」ということに重きを置いている子
- 「仲間の役に立つ」ということに重きを置いている子
- 誰にも見つからずにやり過ごし、「漁夫の利」を得ようとする子
- ライキングやキル数など客観的な数値から、自分の評価を振り返る子
- 難しいクエストに挑戦し、それをクリアできたことを喜ぶ子
などなど。
お子さんが、「何を」目的にFORTNITEをやっているのか、という所に意識を向けてみてください。
「お子さんのありのままを受け止める」とか「受容感(受け入れられていると感じている)」などは、「無理しなくていいからね」とか「あなたのままでいいのよ」と声を掛けて頂くことも大切ですが、まだ本人も言葉でうまく表現できない潜在的な目的や思いを理解しようと努めることからも情緒的な安心として感じやすくなります。
そのために、「ゲームばかりやっている」「またFORTNITEをやっている」という表面的な解釈から一歩踏み込んで頂いて、「何を達成しようとしているのか」「何を満たそうとしているのか」ということを、お子さん自身とお話して頂くことをおすすめ致します。
また私たちがその一助になれたら幸いです。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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