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【親編】知らずに間違っている不登校対応とは?

皆さん、こんにちは。

不登校支援センター 横浜支部の庄子です。

いつも不登校支援センターのブログを拝読して頂き、誠にありがとうございます。

今年も大変お世話になりました。

皆さんにとって、今年はどの様な年でしたでしょうか?

様々な形の1年があったと思いますが、健康が一番ですので、お身体ご自愛下さい。

さて、2022年、今年最後にお送りするブログは

「【親編】知らずに間違っている不登校対応とは?」です。

不登校は何故増え続けているのか?

皆さん、何故不登校は減らずに増えて居るとお考えでしょうか?

原因を様々考える中で、

・コロナ

・外的要因

・SNS

などの原因を考えるのでは無いでしょうか?

確かに、これらが原因の一翼ではあるのですが、必ずしもこれらが不登校の原因として考えることは難しいと言えます。

もし、これらが不登校の原因なら、これに関わる全ての人が不登校になることになります。

しかし、全ての人が不登校になっている訳ではありませんが、少なくとも不登校数が増えていることも事実です。

私が不登校の子ども達に携わる中で、不登校になる子どもの特徴が大きく3つあります。

・ストレス耐性が低い

・目標・目的が曖昧になり易い

・自己肯定感が低い

です。

つまり、環境が同じ状況だとしても不登校になる子どもとならない子どもにはこれら3つの特徴があるかどうかになります。

親の対応次第で不登校は解消できる?

不登校は親の対応の仕方で解消に向けての一歩が大きく変わります。その上で、不登校支援専門の立場から見る、知らない間にやっている不登校対応についてお話したいと思います。

①子どもの心のエネルギーが溜まるのを待つ対応

不登校に子どもなった際に、インターネットやSNS、学校、スクールカウンセラー、病院など様々な所で目や耳にする言葉の第一位がこの「心のエネルギーが溜まるまで待ちましょう」では無いでしょうか?

多くの不登校を扱わせて頂く中で、この方法を用いている方が復学出来て居るケースは少数派です。

ただし、いじめやトラウマなど、その子の心理状態によっては一度待つという方法ありますので、ケースバイケースになります。

では、何故このやり方が良くないのか?と言うと、

「心のエネルギーが溜まっても消費が速くて不登校を繰り返す」からです。

心のエネルギーは時間が経てば必ず溜まりますが、根本的な解決策ではありません。

不登校がぶり返しやすい理由は根本的な心のエネルギーを溜める為の容量が少ないからです。

実は不登校になる前と後では心のエネルギーを溜める為の容量に変化があり、昔普通に出来て居たことも出来なくなる人がほとんどです。

それなのに、同じやり方や方法で復学を目指そうとしても、一度小さくなってしまった容量のまま、元の対応をしようとしてもすぐにエネルギー切れを起こしてしまいます。

つまり、心のエネルギーが溜まる時間は変わらないのに、容量が小さくなる為、「出来ない」ことが増えてしまい、どんどん自分を下げてしまうのです。

その為、エネルギーを溜まり切るのを待つのではなく、容量を増やす取り組みも同時並行で行う必要があります。

②大人から伝える「休んでも良いんだよ」

次に多いのは不登校の子どもに対する「休んでも良いんだよ」です。

先程も言いましたが、ケースバイケースになりますが、基本的に大人がこの言葉を不登校の生徒に発するのは厳禁です。

何故ならば、タイプに依りますが

・免罪符型

・葛藤型

の2種類に分かれます。

免罪符型は大人のこの言葉を理由にすることで「学校を休んでも良い」と解釈します。その為、一番困るのは家庭になりますが、「病院の先生や学校の先生に言われたから仕方が無い」とそのまま鵜呑みにしてしまい、親も待ちの状態になり、本人が元気になっている姿を確認した際に「そろそろ学校へ行ったら」と声を掛けると「まだ許可が下りていないから無理」となりがちです。

また、親御さんがこの言葉を使ってしまうと「休んで良いって言ったじゃん」と切り返され、言い返しても聴かなくなるケースが多くあります。

葛藤型は「休んで良いよ」と言われると、学校に行きたいのに行けないタイプや周りから遅れを取ってしまう焦りなどを感じる為、休むことが出来ず、自己嫌悪に陥りやすい人です。

つまり、大人の安易な「休んで良いよ」は家庭不和の原因や子どもの学校への向き合い方に大きく関わる為、自己判断をさせることを目的にする必要があります。

③子どもの状態をただ待つ・見守る

先程までの話と通ずることですが、「子どもが元気になるまでただ待つ」という選択肢を選ばれる方が非常に多くおります。

初回カウンセリングにお越しの方で多いのが「子どもがカウンセリングを受けるまで待ちます」という言葉です。

これは子どもが「受けたい」と思うまで待つという方法になりますが、待った結果「受けたい」と思う方はほとんどおりません。

それは上記の理由の場合もありますが、不登校の状態に慣れてしまった子どもは必ず「環境を変えるのが怖いから、不安だから変えたくない」と思うが多いです。

その為、不登校の問題を変える為に、「親御さんから行動を起こすこと」を推奨しています。

つまり、無理矢理その子どもを変えるのではなく、周りの大人が具体的に動くことで、順序立てて対応を考えて行く必要があると言えます。

不登校解決の為に必要なことは具体的な行動です!

如何だったでしょうか?

不登校の長期化は親の対応1つで大きく変わります。悶々とご家族だけで悩み、解決しようとしても、不登校の解決は非常に難しいです。

私達、不登校支援センターはただ待つのではなく、その子やご家庭に合ったプランを考えて、具体的にどうして行くかをカウンセリング・コンサルティングさせて頂いております。

不登校は待つだけで解決は決してしません。

解決する為にはただ待つのではなく、具体的に動いて行くことが必要不可欠です。

今回のお話にお心当たりがある方、是非、初回カウンセリングにお越し下さい。

皆様からのご連絡を心よりお待ちしております。

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