お子さんの自発的な行動意欲を引き出すために必要なこと③
こんにちは。
東京支部カウンセラーの本沢裕太です。
この秋は、ご旅行に行かれた方も多かった様で、ご旅行でのお話をお聞かせ頂くことが多かったです。
環境を変えて、非日常な時間を過ごすことで、気持ちを上手にリフレッシュさせたいですね♪
(京都行きたいなーと思い、この写真を選ばせてもらいました。)
前回は・・・
「宿題が終わったら、ゲームをやってもいいよ。」
という声掛けを例に、制御的な側面と情報的な側面がどのように影響しそうかということをお伝え致しました。
少しまとめてみますと
制御的な側面が強いと・・・ → 自己統制感が下がり・・・ → 内発的な動機づけが下がる
という影響がありそうです。
情報的な側面はどうでしょう?
- 約束を守れなかった
- これが出来なかった
- 周りにマイナスの影響を与えてしまった
といった捉え方をしてしまうと、自己効力感が低下してしまいますが、
逆に結果(○ページやれた、○分やれた)や評価(プラスの声掛けをしてもらえた)が周りにプラスの影響を与えられたと感じられる(親が喜んでくれた)と、自己効力感が高まるという風に、お子さんの捉え方によって変わるという側面がありましたね。
自己効力感について、詳しく書かれているブログはこちら
それを踏まえて、お子さんの内発的な動機づけを上げるために役立つのが、「スモールステップ」という考え方です。
スモールステップについてのブログはこちら
ルールや約束などの制御的な部分は、「今の」お子さんができそうなこと、もしくは少し背伸びしたらできそうなことを、一緒に考えて設定できると、お子さん自身が、自分でコントロールできるようになってきたことを共有しやすいですし、カウンセリングの中でも一緒に振り返っていけると内発的な動機を高めやすいです。
もしも親御さんの中で、
- お子さんの変化を感じられない
- 褒めようと思っても褒められる所がない
- 頭では分かっているが、つい指摘してしまう
などでお悩みでしたら、ぜひ一度お気軽にご相談ください。
もしかしたら、すでに親御さんもいっぱいいっぱいに頑張ってらっしゃるのかも知れませんし、「もっと頑張らなきゃ」や、「もっとこうしなきゃ」という考えでいっぱいになっているかも知れません。
親御さん自身の
- 今、頑張って取り組んでいること
- 結果として現れていること
- これから取り組みたいと思っていること
など、お話お聞かせ頂きながら、一緒に整理していきましょう。
最後までお読みくださりありがとうございます。
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