不登校解決現場レポート子供の心理学

大半の不登校に共通の部分

こんにちは。
仙台支部の上原です。
本日は不登校の根底にある不安について考えてみたいと思います。

どんな状態でも共通しているところ

一概に不登校と言っても状況は様々です。

  • 行ったり行かなかったりする五月雨登校の状態
  • まったく行かない引きこもりのような生活
  • 学校には行かないけれどそれ以外はまったく普通の生活
  • 波が激しく元気な日と落ち込んでいる日で言うことが全然違う状態etc

他にも沢山それぞれのご家庭で状況の違いがあるでしょう。
そんな不登校の子ども達にも大半の子が当てはまる部分があります。

それが「先への不安」です。

分析していくと勉強や進路、人間関係、自分の能力など具体的なものになる場合もありますし。
なんとなく漠然と将来への不安であったりします。
「この先どうなってしまうのだろう」 という誰しもが思う不安ですね。
これが根底にある子が非常に多いです。

人間が主体的、積極的に行動するには 「出来そう。やれそう」 という感覚は大事だそうです。
逆を言うと 「出来なそう。無理そう」 と感じていることには挑みにくいわけです。

そういったネガティブな感情は不安から来ることが多いです。
学校そのものは出来そうだと思っていても 「学校を卒業出来たとしてもで自分は社会に適応は無理そう」 と感じていれば学校への意欲も減衰します。
こういった未来に関わる不安や心配というのはどの子も結構持っているんですね。

ではどうするのが良いのか?

実は解決方法はシンプルなんです。
不安があって動きにくいなら、それをなくしてしまえばいいんです。
とはいえこれは机上の空論というか、言うだけなら誰でも出来ますが中々難しいことですね。
不安を消せば動けると分かっていても、その不安の消し方が分からない。
モノによっては消せない不安を抱えている可能性もあります。
例えば 「いずれ死んでしまう」 という不安は避けられないものです。
不老不死の生き物はいませんので、そこを避けることはできません。
これに対しては 「いずれ死んでしまう。そうだとしても…」 という処理の方法などが無難かもしれません。

でもそれでは納得できない人もいますよね。
だからこそ自分にあった不安の対処法を学習するのが有効なんです。
納得の仕方は人それぞれ。
どういう論法や手法なら自分は腑に落ちるのか。
それが分かるだけでも解決へ繋がる場合があります。

順序としては、

  • ①自分が抱えている不安を知る
  • ②その不安がどこから来ているのか考える
  • ③その不安をどう処理していくのか考える
  • ④実行してみてどうなったか客観視してみる
  • ⑤また対策考える

こんな感じになることが多いです。
なのでまずは①の自分の不安を知るところからがいいですね。
今自分が動けないのはそのせいかもしれません。

最後に

自分の内面を見つめる作業はめんどくさいし良く分からなかったりします。
そんな時はご相談ください。
誰かと考えながら行うのが有効な時もあります。
ご相談頂ければ一緒に考えさせて頂きます。
それではまた。

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