不登校を長引かせないために大切な事とは?②
こんにちは。不登校支援センター横浜支部の安則芳郎です。
さて、前回のブログでは不登校を長期化させないために大切な事として
- 同じ生活を繰り返させないようにする(ホメオスタシスの理論~)
- 少しずつの変化を大切にする(コンフォートゾーン/ストレッチゾーンの理論~)
等をお伝えいたしました。
前回のブログはこちら
↓↓↓
不登校を長引かせないために大切な事とは?①
今回はまた別のアプローチとして、
不登校の長期化を防ぐポイントについてお伝えしていこうと思います。
最後までお読みいただければ幸いです。
親御さんの「スタンス」について考えてみましょう
多くの親御さんが迷われるのが
「子どもが不登校になった時、どのようなスタンスでいるべきか」ということです。
結論からお伝えすると、「子どもの味方になってあげる」というスタンスを大切にしていただきたいと思っています。
例えば、学校から登校に関する促しや課題の提出を求められた際
- ほら、学校からもこう言われてるんだから行かないと
- 宿題くらい出さないとダメだよ
- せっかく先生が会ってくれる機会を作ってくれたんだから!
と、親御さんが伝えてしまったとします。
すると子どもたちの中には「親は学校の味方なんだな」とか「学校と親からダブルパンチを食らった」と思ってしまう子もいます。
もちろん親御さんも学校も子どもをこらしめようとして言っているつもりではないですよね。しかし、子どもたちの受け取り方によっては、親子の関係に「溝」ができてしまい、今後の親御さんからの提案に対して耳を貸さなくなってしまうことも予想されます。
もしこうしたことを背景に子どもがどんどん殻にこもってしまうと、不登校が長期化してしまう可能性もあります。
ですので、可能な限り親御さんには
「子どもの側」にいてあげる=「子どもの味方になってあげる」
というスタンスでいていただければと思います。
子どもの味方になってあげる親のスタンスとは?
では、子どもの味方になってあげるスタンスとはどういったことなのでしょうか?
先ほど例にあげた登校や宿題の促しに関して言えば、
- 学校からは来るように言われてるけど、(あなたとしては)どうしたい?
- 宿題が出ていて大変そうだね。何か困ったことがあれば協力するから言ってね
- 学校の先生は会いたがっているようだけれど、今の気持ちを教えてくれる? 等
投げかけとしては上記のようなものが望ましいと言えるかと思います。
あくまでもポイントは、子どもの味方になってあげる、という視点です。
子どもの味方になってあげることで、親御さんと子どもとの間で安心感や信頼感がより深いものとなり、コミュニケーションが取り易くなる「雰囲気」を作っていくことが出来るようになります。
最後に
不登校の長期化を防ぐうえでは本人自身の心理的成長もさることながら
本人を支える「環境面の整備」もとても重要になってきます。
もし子どもたちがなかなか動けない時は「親御さんが動く姿を見せる」といったことも大切です。
ですので、子どもがカウンセリングになかなか来られないケースであったとしても
まずは親御さんからじっくり状況をお聴きし、子どもたちをどうサポートしていくかを
共に考えていければと思っております。
私たちカウンセラーにもできることがあるかと思いますので
何かありましたらお気軽にご連絡くださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
※本ブログは以前アップロードされた内容に加筆修正を加える形で投稿いたしました
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