【親御さんの疑問】学校に行かせるべきなのか、休ませるべきなのか
こんにちは。不登校支援センターです。
こちらは過去記事となります。皆様の日々のかかわりのご参考になれば幸いです。
本日は、カウンセリングでよくあがるテーマとなる「学校に行かせるべきなのか、休ませるべきなのか」について考えていきたいと思います。
学校に行かせるべきなのか、休ませるべきなのか
例えば朝、学校へ行き渋る子どもの様子が見られたとき、
親御さんはその対応に迷いが生じることが多いかと思います。
●多少無理をさせてでも学校に行かせるべきなのか?
●休んでもいいよ、と声をかけてあげるべきなのか?
インターネットや本などでは”不登校の対応方法”についてあらゆる情報が書かれており、
調べれば調べるほどわからなくなる・・・
という親御さんの声をお聴きすることも多々あります。
親御さんも感じておられる通り、対応方法に「これが正解!」という一通りの正しい答えはなく、
カウンセリングでは、子どものより詳しい様子や状況などをお伺いし、子どもの心理状態を把握した上で、対応方法について検討していくのですが、
一つ、特に親御さんと共有させていただいている視点があります。
それは・・・・
誰が決める行動なのか?
学校に行くか行かないか、それは誰が決める行動なのか?という視点です。
親御さんもお子さんを思うが故、
お子さんが困らない方へ導いてあげよう、と対応を悩まれておられることと思います。
一方で、学校に通うのは他でもない子ども自身であり、周りはそれを代わってあげることができません。
その視点で考えていただくと、親御さん”だけ”が「行かせるべきか、休ませるべきか」と判断をする負担を過度に背負う必要はないのではないか、と思うのです。
「自分で決めて行動する」という意味合い
人間には、「自分の人生に関わる選択を自分で決定し歩みたい」という欲求が備わっているといいます。
学校に行くのか休むのか、その決定は子どもが自ら行うことが大切になります。
そのために周囲ができることとしては、そのときの子どもの気持ちをじっくり聴いてあげることや、
決めるにあたって必要になる材料(学校の状況やそのとき取れる選択肢、メリット/デメリットなど)が必要であれば、それを一緒に考えていくこと、などがありそうですよね。
もちろん子どもの状態や様子によって、そのときできる対応も様々かと思います。
お子さんの対応について親御さんだけで悩まれることは、非常に難しく感じる状況があるかと思います。
迷われることや悩まれることがありましたら、いつでもカウンセラーにご相談くださいね。
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