不登校の「解決」とは!?①
こんにちは。
不登校支援センター東京支部の本沢裕太です。
今回は、「不登校」の解決について考えていきたいと思います。
皆さんは、不登校の解決とは、どういった状態を想像しますか?
- 1日1日ものすごくストレスを感じながらも、何とか日々の登校を続けている状態
- 疲れを感じたら休むという日を設けながら、五月雨的に登校をしている状態
- 教室へ入る事に抵抗が強く、保健室や別室を利用しながら毎日登校している状態
- 学校には通っているが、家族とのコミュニケーションは乏しく、ほとんど自室に籠もって過ごしている状態
- 学校に所属するというこだわりを止めて、無所属な状態
これらは、どれも「不登校が解決した状態」とも言えるし、「不登校が解決していない状態」とも言えます。
どういうことかといいますと
- お子さんの心理状態
- 取り巻く環境
- これまでの経緯
などによって意味合いが変わってくるからです。
大切なポイントは、
- お子さん自身がその状態を望んでいるのか
- 今の行動が自発的かどうか
です。
本当は、そうしたくないのにも関わらず、現状そうなってしまっているのは強いストレス状態になりますので、早いタイミングでその呪縛から解放されるよう支援したいですね。
お子さん自身が考え、選んだ行動には、意思が宿っています。
それは、ストレスと感じる出来事に対して積極的に対処しようとする姿勢にも現れてきますし、積極的に対処する事で大きな成長に繋がります。
ここに、ポジティブな循環が起こるんですね。
ですので、まずはお子さん自身が考え、選べる環境を作りましょう。
では、ポジティブな循環が起こっていない場合はいかがでしょう。
これは、不登校が長期間、または再発する要因の一つです。
親御さんや担任の先生など、他の人から「学校に行かない事」について何かを言われて、お子さんが嫌な気持ちになったとします。
その嫌な気持ちを解消する為に渋々登校するということになると、お子さんが学校生活の中で感じるストレスに対して、積極的に対処した行動…とは言えない訳ですね。
残念ながらこういった行動は長続きしないことが多く、結果として親御さんにとってもお子さんにとっても辛い時間が長引いてしまいますので、できる限り避けたい状況なのです。
なぜこういった行動が長続きしないのかついて、次回以降でお伝えしたいと思います。
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