【相談事例】「不登校なのに遊ばせて良いのか?」という疑問にお答えします。
こんにちは。不登校支援センターです。
こちらは過去記事となります。皆様の日々のかかわりのご参考になれば幸いです。
今年も夏になり、非常に暑くなってきましたね。熱中症にもお気をつけてくださいね。
今日は、カウンセリングの際に良く聴かれる質問についての回答についてお話していきます。
「不登校なのに遊ばせて良いのか?」
夏休み等を含め、休日や連休の過ごし方として、学校に行けていない子どもが「遊びに行きたい!」「友達と遊びに行ってもいい?」という事を話してきたとき、「学校に行っていないのに、遊ばせて良いのだろうか?」という疑問を抱く親御さんは多く居らっしゃいます。
きっと、このブログを読んでくださっている方も、同じような葛藤を持たれているのではないかと思います。
結論から申し上げますと、「ぜひ遊ばせてあげてください!」という答えになります。
その根拠として、
①学校に行けていない状況において、外とのつながりを維持することは非常に大切である。
②遊ぶことを拒否されるとより反抗性が増し、閉じこもる可能性が高まってしまう。
③学校に行っていない自分は認められていなんだ、、と自己評価を下げてしまう可能性が高まる。
という事が挙げられるためです。
不登校になると、人の目が気になることから外に出ることへの抵抗が非常に強くなり、引きこもりのきっかけとなってしまう事が多くなります。
だからこそ、「外に出たい!」という気持ちがある以上、その気持ちを尊重して上げることが悪化を防ぐ上では非常に重要になります。
また、夏休み明けからの登校を考えた際に、「夏休みは○○したよ!」という事を言えるためにも、様々な経験を積んでいくことが重要にもなります。
不登校は悪事や犯罪ではない
大前提として、不登校は悪事や犯罪ではありませんよね。つまり、ペナルティーを科されるということ自体が間違っているということにもなります。
ただ、親御さんの中には、「学校に行っていないのに好き勝手させても良いのだろうか?」という葛藤が生じている方も多いと思います。
そうなると、親御さんのストレスも大きくなってしまうため、子どもの行動を制限し、親御さんの不快感を下げたくなる心理が働いてしまいます。
残念なことにこのようなサイクルが始まってしまうと、お互いのストレスが増長されてしまい、状況の悪化を招いてしまいます。
しかしながら、お子さんが「遊びたい!」という気持ちがあるという事は、まだ状況がそこまで悪化していません。
葛藤はあるかと思いますが、「遊びたい!」というような言葉や態度が見られれば、気持ちよく遊ばせてあげて、子どものストレスを発散させてあげたり、親御さんへの安心感を高めるきっかけとしてみてくださいね。
その上で、子どもの行動や発言に対して対応にお困りになった際にはぜひご相談ください。
現在は対面のみならず、オンラインでもご相談を受け付けておりますので、ご連絡お待ちしております。
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