教職員向け

夏休みを迎えるにあたって大切な生徒対応とは?

皆さん、こんにちは。

不登校支援センター横浜支部の庄子大貴です。

いよいよ、7月も終わりに差しかかかり、生徒の皆さんが長期休暇を迎えますが、先生方にも少しだけ肩の重荷が取れるのではないでしょうか?

ここから夏の研修や部活動指導があり、引き続き大変かと思われますが、お身体ご自愛頂けると幸いです。

さて、不登校が多くなる夏休み明け。先生方もこの夏休みが明けた後が一番辛い時期になるのでは無いでしょうか?

今回お話する内容は「夏休みを迎えるにあたって大切な生徒対応とは?」をお送り致します。

不登校児童に対して学校が「こういうことが出来ると有難い」というお話をさせて頂きたいと思います。

実際の不登校問題を取り扱うとなると、学校と家庭が組織的に動く必要があります。当然、出来る範囲は限られていると思いますが、不登校対応の理想的な対応について今回は書かせて頂ければと思います。

夏休み前の生徒状況を把握しておきましょう!

 夏休みにこれから入るとなると、生徒も親も先生も「夏休みだからゆっくり休める」と思ってしまいます。

 不登校生徒のことを見ている周りの大人からすると、

ずっと休んでいるのに、何故「ゆっくり」休めるという言葉を使うのか?

と疑問に思われる方もいらっしゃるのでは無いでしょうか?

物理的な時間の休みは沢山取れて居るのですが、精神的な休みを取ることが出来て居ない事も不登校の生徒の特徴になります。

その為、夏休み前になると、逆に元気になる子も居ますし、夏休みになってから元気になる子も居ます。

 しかし、その元気な姿を見て「次の学期からは来れそうだ」と安易に判断してしまうと夏休みに準備しておけることをせずに夏休みが終わってしまい、次の学期から来れなくなることに繋がってしまいます。

夏休み中の過ごし方について

 それでは、夏休み前の生徒状況を把握した上で大切にすることは何でしょうか?

一番大切なことは「夏休みの過ごし方」になります。

先程もお話した通り、夏休みは皆さんが休みモードになります。学校からのストレスから解放される為、「休みは休み」としてしまうと思います。

しかし、この状況を実行すると、休みモードから抜け出す際に強いストレスが掛かる為、新学期に入る瞬間に「行きたくない」と思ってしまう可能性が高いです。

つまり、「夏休みの過ごし方をどの様にするか?」が新学期復帰の為に必要不可欠になります。

夏休みこそ登校練習のチャンス!

 夏休みは基本、部活動の生徒のみの為、いつもの様な人の圧迫感がありません。先生方は夏休みと言っても部活動指導や研修で登校していると思います。その合間に指導して頂くことになると思いますが、この様に、生徒が少ないときに不登校の生徒指導がチャンスとなります。

 基本的に「人の目が気になる」生徒が不登校の特徴の一つと言えます。その為、「いつもと違う環境の中でなら登校が出来るか?」促して頂くと反応が違う可能性があります。

 また、生徒が少ない中で登校することに意味があることも伝えていく必要があります。

その為、夏休みは登校練習のチャンス!だと捉えることで、次の学期に向けての気持ちを作り易い状況と言えます。

如何だったでしょうか?

次回のブログでは夏休みの過ごし方や夏休みを過ごす上での計画についてお話をしたいと思います。

ここまでお読み頂きありがとうございました。

次回もお楽しみに!

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