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自分を変えたくても変えられない・・・その心理的メカニズムとは?

こんにちは。不登校支援センターです。
こちらは過去記事となります。皆様の日々のかかわりのご参考になれば幸いです。

今回のブログでは、

●自分を変えたいのに変えられない

●何かにチャレンジしたいのに挑戦できない

そんなもどかしさを抱えている方の何かヒントとなれたらいいな、という内容をお伝えしたいと思います。

変わることって難しい・・・

カウンセリングの中で親御さんやお子さんとお話をさせていただいていると、

「現状を変えよう!自分自身の意識や行動を変えよう! と思うんですけど

 なかなか人間そう簡単には変われないですね・・・」

ともどかしさを語られる方が多くいらっしゃいます。

私自身としても、「頭ではこうしたいと思っているのに実際はなかなかできない・・・」という経験は山ほどあり、

「変わろうと努力しているつもりなのにそう出来ない自分はダメな人間なんじゃないか・・・」と落ち込んでしまうこともしばしばありました。。

「変化」を邪魔するものは何者か?

自分自身をがんばって変えよう、変わろうとしているとき、私たちの頭や心にはどういった動きがあるのでしょう?

「変化」を邪魔するものとは、一体なんなのでしょうか?

変化を止めようとする働き=ホメオスタシス

人間が変化しようとするとき、心理学的には「ホメオスタシス(恒常性維持機能)」というものが働くといいます。

今の自分のライフスタイルや環境をなるべく維持しよう、という心理です。

何か新しいことを始めたり、変化したりすることへの不安や恐怖というのは、

「変化が起こると身の危険が起こるかもしれない!」という、

自分が自分を守るために自動的に発動しているアラームのようなものなのですね。

「今のままでも生きていられているんだからこのままでいいじゃないか!」というブレーキをかけてきているイメージです。

変化が大きければ大きいほど、そのブレーキというのも強くなります。

変わろうと思ってもなかなか変われない、というのは、

努力が足りない、怠惰だ、というわけではなく、

人間が自分の生命を維持する機能として備わっているもので、正常なことであるといえます。

心理の働きを理解することの大切さ

不登校の状態にも、このホメオスタシスの機能は大きく関わっていると考えています。

「おうち」という安全な場所から「学校」へ行こうとしたとき、

「学校」という場所にストレスを大きく抱えている子どもにとっては

自分自身を守るためのアラームがやはり大きく発動することになります。

まずはこういった心の動きを理解していくことで、

●変化に対する不安や恐怖を受け止めてあげられること

●どのような変化なら無理なくチャレンジしていけるのか?を考えていくこと

などにも繋がります。

ご家族の中で何か変化を起こしたい、そんなときにはぜひ一度カウンセラーへご相談くださいね。

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