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子どもと言い争いが絶えないご家庭へ。

こんにちは。
東京支部の椎名愛理です。

暑い日が続いていますが、皆さんお変わりありませんか?


私は、つい蒸し暑い夜が続くと寝付きにくくイライラしてしまう日が増えています。

そんな本日は、気持ちのコントロールについてお話ししようと思います。

先日電車に乗っていた時、ある親子を目にしました。
幼稚園生くらいの女の子と、お母さんです。




女の子は、リュックを持っていたのですが席に座れないからでしょうか。お母さんにリュックを持ってほしいとお願いしていました。
(この時すでに疲れた様子だったので、もうご機嫌ななめだったのかもしれません)

お母さんは、自分もキャリーケースや他の荷物もある中、困った様子で女の子のリュックをキャリーケースの上に乗せました。

手ぶらになった女の子は、少しの間落ち着いていましたが、次第に飽きてしまったのか
「抱っこして!」「あとどれくらい!?」「お腹すいた」と、段々不機嫌になり、最後にはお母さんの足を叩きながら「もう降りる!」と大絶叫。

最初は、宥めようと冷静だったお母さんも、女の子の声が大きくなり、泣きじゃくり始めると「いい加減にして!」と大きな声で女の子を注意しました。


私には、お母さんも女の子と同じように泣きたいように見えました。

女の子は、なぜ癇癪を起こしたのか?
お母さんは、なぜ泣きそうな顔で怒ったのか?

私たちには、さまざまな感情があります。
嬉しい、悲しい、楽しい、羨ましい、恥ずかしい、、、

何か、誰かに対して怒りを感じている時、私たちは怒りにばかり目がいき、怒る前に何を感じていたのかを見落としてしまいます。

みなさんにも、女の子が、お母さんが、なぜ怒ったのか一緒に考えてみていただきたいのです。

女の子は、
ただ疲れていたのかもしれない。
お母さんがリュックを持ってくれたから、次のお願い(抱っこして)も、叶えてもらえると思ったのかもしれない。
お母さんに、自分に注目してほしかったのかもしれない。

お母さんは、
女の子が電車の中で大声を出しているのが、恥ずかしかったのかもしれない。
お母さん自身も疲れていて、余裕がなかったのかもしれない。
お母さんは自分が小さい頃、静かな子供で、癇癪を起こす気持ちが想像しにくかったのかもしれない。


他にもたくさんの、「怒りの前の気持ち」があるでしょう。

このブログを読まれている方で、怒りのコントロールが苦手だ。子供に怒ってしまう、、と感じられている方がいらっしゃいましたら、ぜひ「私は怒る前にどんな気持ちになっていただろう」と振り返ってみていただきたいのです。


それは、ご自身を知り、自分の操縦の仕方を学んでいくためでもあり、また振り返っているうちに怒りが沈んでいくからです。

ぜひ一度お試しくださいね。

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