教職員向け

生徒の不登校解決に向けて大切なこと②

皆さん、こんにちは。

不登校支援センター  横浜支部の庄子大貴です。

6月に入り、梅雨時期にもなり、大人も子どもも気持ち的に上がり辛い時期になりましたが、皆様如何お過ごしでしょうか?

私もこの時期は好きではありませんが、音楽を聴いて気持ちを切り替えております。一緒にこの時期を乗り越えて行ければと思いますので、宜しくお願い致します。

さて、今回は前回の続きである、「生徒の不登校解決に向けて大切なこと②」をお送りしたいと思います。

前回は

①家庭訪問

②手紙を残す

③保護者との関係性を深める

ことをお伝え致しました。

今回はこれを踏まえて、具体的なお話をさせて頂ければと思います。

不登校生徒はどんな話をしたいのか?

 学校に来なくなると「どういう生徒なのか分からない」と思います。実際に分からないからこそどう生徒にアプローチをすれば分からないですよね。

先生方によっては

・「分からない」からアプローチを控える。

・「分からない」からアプローチを積極的にする。

・「分からない」からアプローチが慎重になる。


の3種類に分かれると思います。

 実際、不登校対応においてどれが正解になるかと言われれば、「どれもが正解であり、不正解」になります。

 生徒1人ひとりの性格は千差万別ですので、生徒にあったプログラムを作成することが不可欠です。

 また、不登校生徒としては心の底で色々な思いを抱えている為、話も多岐に渡りしたいと思っていることが大半です。話の内容は様々ありますが、良く多く聴かれるのが、

「学校やクラスの中はどの様な状況なのか?」

です。

 学校に登校しない状況ではありますが、学校に行く機会を伺って居ます。その為、学校の内情は出来る限り知っておきたい状況なのです。

 「それなら学校に来ればいいじゃないか」

と思う方が多いと思いますが、そう簡単に行けないからこそ不登校なのです。

 つまり、学校の内情を知りたいと思っている為、伝え方も大事ですが、学校の内情をお伝えして頂ければと思います。

信頼関係を築くことが一番大切です。

 上記で色々とお話をさせて頂きましたが、一番大切なことは信頼関係です。

 学校の内情をただ伝えるだけでは、生徒に対して不安感を与えるだけになります。「安心・安全」が学校の1つのテーマになると思いますので、安心が無い学校に行くことは叶いません。

 その為、信頼関係を如何にして作るのかが大切であり、生徒が学校に来れる様になる為の最大のテーマになります。

 信頼関係づくりは直ぐに出来るものではありませんので、時間を掛けながらでもつくり上げて頂けること生徒の安心に繋がります。

組織的な動きをすることが大事です。

 前回もお話しましたが、先生一人で抱える問題では無く、組織的な動きをして頂くことが大切です。

不登校の生徒を受け持つと先生にとってはプレッシャーに感じる方も少なくないと思います。それを一人で抱えて対応して行くことは本当に難しくあります。なので、先生一丸となれる組織づくりとサポート体制が必要になります。

 ただ、その様に組織づくりが出来て居ない場合や応援を求められない場合に不登校支援センターへのご相談をして頂けると幸いです。

 皆様からのご連絡を心よりお待ちしております。

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