不登校をきっかけに【家族の関係性】を心配されている親御さんへ
こんにちは。不登校支援センターです。
こちらは過去記事となります。皆様の日々のかかわりのご参考になれば幸いです。
今回のブログでは、
「子どもが不登校になり、親子関係・兄弟関係も心配・・・」
という親御さんに特に読んでいただきたい内容をお伝えしたいと思います。
よくある家族のやりとり
例えば・・・
母「学校も行かずにゲームばっかりして!もうゲームやめなさい!」
子「わかってるよ、あともうちょっと!」
母「いつもそう言ってだらだらとゲームするでしょ!勉強しなさい!」
子「そうやってお母さんがうるさく言うからやる気なくすんだよ!」
こういった親子間のやりとりを経験したことのある親御さんも多いのではないでしょうか。
母子関係だけでなく、
父親に対して子どもが反抗的な態度を取り、それに対してまた父親が怒り・・・
不登校の兄が弟に対して横暴な態度を取り、それに対して弟も反発し・・・
ということも日々のカウンセリングの中でお聞きします。
問題が起こるのは誰のせい?
家族の関係性が悪くなるのは、一体誰のせいなのでしょうか?
子どものせい? 親のせい?
そこに一つの正しい答えはないかもしれませんが、
「誰のせいでもない」という視点も一つもっていただきたいなと思います。
家族を全体として捉える
家族の関係性が悪化したとき、それは個人個人の問題ではなく、
「家族」という一つのチームの中で、円滑にコミュニケーションがとれないような”何か”が働いているのかもしれません。
上記の例の親子間のやりとりでも、「母親が怒るから子どもが反抗する」のか、「子どもが反抗するから母親が怒る」のか、というのは
どちらが原因で、というわけではなく、相互に作用し合っているケースが多くあります。
(このように家族全体を相互作用し合う一つのまとまりだと捉える考え方を家族システム論といいます。)
ご家族の中で、どういったやりとりが常態化しているか?
その中でネガティブな循環が起きているやりとりはないか?
そういった視点で普段のコミュニケーションを振り返ってみることも、関係性を考えていく上で大切になります。
ご家族だけでは関係性を見つめ直すことが難しいことがあると思います。
そんなときはぜひカウンセラーへ一度ご相談くださいね。一緒に考えていきましょう。
関連ワード: カウンセリング , コミュニケーション , 不登校 , 不登校支援センター大阪支部 , 兄弟関係 , 家族システム , 親子のやりとり , 親子関係