子どもに動いて欲しい時に、親が心がけるべき一つの事
こんにちは。不登校支援センターです。
こちらは過去記事となります。皆様の日々のかかわりのご参考になれば幸いです。
本日は、子どもに動いて欲しい時に親御さんに心がけていただきたいことをお話ししていきたいと思います。
キーワードは「子は親の鏡」ということになります。
言葉だけではなく、行動で示す
- 「勉強しなさい!」
- 「早く寝なさい!」
- 「少しは外に出たら?」
上記の様に、子どもに行動を促す際に、親御さんから言葉がけをされることがあるかと思います。
ただ、このような言葉がけをされた際に、素直に動く場合もあれば良いのですが、子どもが抗ったりすることが多いかと思います。
では、どのようにすれば良い形で子どもに行動を促すことができるのでしょうか。
それは、大人が行動で示す。ということになります。
当たり前かもしれませんが、言われた相手がやっていない事をやるように言われても説得力は出てきませんよね。
大人からすると、「見えないところでは仕事等をやっているんだ!」というお気持ちや、「子どもと大人は違うんだから!」というお気持ちもあるとは思います。
ただ、子ども側の心理からすると、自分の目に見えないところでと言われても、理不尽に感じてしまうんですよね。
だからこそ、その心理を活用して子どもが動きやするために、大人が鏡となって率先して行動することが重要です。
事例:短期的な効果を期待せずに行動した親御さん
どうしても、困った時は短期的な効果を期待して行動をしたり考えたりしますよね。
ただ、これまでに親御さんの行動をきっかけに、子どもが行動したり、改善した例がある中で共通しているのは、短期的な効果を期待せずに行動したという事です。
子どもに何とか外へ出て欲しい!と思いつつも、子どもが動かずイライラしてしまっていた方が居ました。
その親御さんと、どのように子どもにはらたきかけるか。ということを共に話し合っていく中で、「ひとまずは、私から動いてみようと思います。」と話され、翌日から毎朝、親御さんのみでお散歩を始めました。
子どもは、散歩に興味関心を示さなかったのですが、ある時「散歩はどの辺を歩いているの?」と質問をするようになりました。
その後も、「どれくらい歩いているの?」とか、「外寒くない?」等の質問が増えていきました。
親御さんが散歩を始めておおよそ1か月後、「今度、僕も一緒にいこうかな」と言い出し、散歩へ同行することになりました。
その後、散歩に一緒に行くことが増えていき、それに伴い、買い物など外出の機会が増えていきました。
さらに、その後は、外部の模試や検定試験を受けることができるまでの状況になりました。
この事例から考えられることとしましては、強制されたことではなく、子どもが「やってみようかな」と自分から思えることによって、行動が生まれ、継続性が増していくのです。
ですので、親御さんが行動を示すことによって、子どもの行動のきっかけにもなり、自分から動いていこうかなという気持ちが生じやすくなります。また、行動に繋がりやすくなりますので、まずは親御さんから行動を起こしてみましょう。
もし、何をしたら良いのかわからない、、という方はぜひご相談にお越しいただければ幸いです。
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